本日の一品
AvanWoodの「電子マネークリップ」でスマートライフ!
(2015/6/8 06:00)
マネークリップと聞くと、ラスベガスのカジノで、数十枚のドル紙幣を丸めたまま輪ゴムでくるんで、剥き出しで持ち歩いている酔っぱらいのギャンブラーを想像してしまう。今も”究極のマネークリップ”はシンプルな輪ゴムだと信じている。
しかし、輪ゴムのクリップでは貧相臭く、場所によっては、持つ人の品性が疑われることもある。専用のお洒落なマネークリップは、持つ人のセンスの良さをそれとなく感じさせるための小道具にもなる。
「紙幣を持ち運ぶには、上等で地味な長財布を使用するのが品格がある」という考え方が社会のコンセンサスを得ている日本では尚更である。持ち運ぶ「マネー」が紙のお札のうちは良かったが、電子マネーなるややっこしい物が登場してきて以来、紙の紙幣を無造作に結わえていた輪ゴムの存在は微妙な立場となってしまった。
単純にプラスチック製の複数の電子マネーカードを輪ゴムでまとめても良かったが、その役目は従来からあるクレジットカードケースの縄張りでもあった。やはり、電子マネー時代には電子マネー専用のマネークリップが必要だ。
そんなことを思いついた、新潟に本拠を置くストーリオ社は、早速、同社の天然の木を美しく曲げる技術を使って、スマートライフ時代のマネークリップ「AvanWood 電子マネークリップ」を作りあげた。
手のひらに優しく当たる柔らかいカーブが特徴の電子マネークリップは、使用する木の材質によって、カエデ、クルミ、ケヤキ、タモの4種類。カエデにはナチュラル、ブラック、ブルーのカラーバリエーションも用意されている。
柔らかい湾曲形状は、電子マネーで支払処理するときや、交通機関の改札を通過する時に持ちやすい形状だ。また本体は20gほどと軽量だ。電子マネークリップの名前の通り、電子マネーのカードを固定するのは、往年のマネークリップを思い起こすステンレス製のクリップだ。
木製のカードケースの内側には、精密加工技術によって、3枚のカードを少しだけ湾曲したまま、5mmずつずらして3段で収納する構造が作られている。最下段のカードには、クリップは押し下げるパワーで一番手前に収納され、次のカードは最初のカードの上を滑って、都合よく最初のカードより5mm奥に収納される仕組みだ。
こうして不思議なくらいスムーズに、3枚の電子マネーカードが収納される。支払い環境を熟知した近場の外出ならば3枚のカードで何の問題もないが、東京の都心部でも、まだまだ現金が必要なシーンもある。心配症の筆者は、収納していた3枚のカードから、クレジットカードを1枚抜き取って、1万円札に置き換えて使用している。これで、何があっても大丈夫だろう。
都心部でも、電子マネーで支払い決済できない自販機は未だに多く、そういう心配をしだすと、今度は小銭入れも持ち歩きたくなってしまう。こと支払いに関して心配の種は尽きないので、どこかで割り切りが必要なのかもしれない。
気持ち的に割り切れずに「がま口タイプの財布のほうが良かった」なんて思い返すようなミゼラブルなスタイルになってしまうので、増殖にはくれぐれも注意が必要だ。電子マネークリップでスマートライフ!が合言葉だ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
AvanWood 電子マネークリップ | ストーリオ | 7300円 |