本日の一品
ついに登場したiOS向けTransferJetアダプタ
(2015/4/2 06:00)
TransferJetと名のつく製品はデジタルカメラからアダプタまで一通り所有している人、自称TransferJetエヴァンジェリストの筆者にとって、待望とも言えるiOS向けのLightningアダプタ「TJM35420LT」がついに発売された。
これまでTransferJetのアダプタはパソコン向けのUSBアダプタ、Android向けのmicro USBアダプタが発売されていたが、今回のLightningアダプタの登場により、主要なモバイル機器はほぼサポートしたことになる。
アップルによる周辺機器認証(MFi認証)も取得しており、iOS 7以降のiOS搭載端末で使えるという安心感も嬉しい。OSの仕組みが違うとはいえ、Androidの場合は端末によって対応状況が異なり、せっかく購入したアダプタが使えない端末もあった。その点iOS版であれば、iOS 7以上が動作する端末であれば問題なく利用できる。
実際にデータを転送する場合はApp Storeから専用アプリをインストールし、アダプタを端末に装着。後はアプリからファイルを転送するだけでいい。最大375Mbpsという高速性は相変わらずで、1分程度の動画ファイルは数秒、iPhone 5sで撮影した写真1枚であれば1秒もかからず転送が完了した。
microSDカードが使えるAndroidと違い、内蔵ストレージだけが頼りなiPhoneでは、写真データの容量肥大化は深刻な問題。撮影した写真が本体容量を占めてしまい、パソコンへこまめに取り出しているという人にとって、転送先もTransferJetアダプタが必要ではあるもの、非常に高速な転送スピードは大きな魅力だろう。同じことはUSBケーブルでもできるが、TransferJetならではの高速性に加え、近距離とはいえワイヤレスでやり取りできる手軽さも嬉しい。
モバイル機器を取り巻くTransferJetの環境はLightningアダプタで一段落しつつ、今後はTransferJet内蔵SDカードやスマートフォンの登場も待ち構えている。本命はこれらSDカードやスマートフォンだと期待しているだけに、引き続き自称TransferJetエヴァンジェリストとしてTransferJetの動向を見守りたい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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iOS向けTransferJet対応アダプタ | 東芝 | 4840円 |