本日の一品
Windowsタブレットをストロングスタイルに使うためのBluetoothキーボード
(2015/3/26 06:00)
Windowsタブレットは、なんだかんだ言っても便利である。
AndroidタブレットやiPadにもマイクロソフト社製のOfficeが提供されるようになったが所詮はサブセットでしかない。Wordで文書を作っても文書校正機能が使えるのはWindows版のWordだけだし、Excelで作った表の中から同じ要素がいくつかあるのかを知るにはExcelでピボットテーブルを作成すればいいのだが、やはりこの機能もAndroidやiPadにはない。ある程度Officeの経験がある場合、仕事をするとなるとどうしてもWindowsが一番になってしまうのである。
そんなわけで、筆者は数台所持しているタブレットのうちでも、Windows8.1とMicrosoft Officeを搭載している「Venue 8 Pro 3000」のみを毎日持ち運んでいるわけだが、Windowsを使うとなると、問題になるのはデスクトップアプリでの操作性である。
Office 2013もデスクトップアプリなわけだが、やはり指のタッチでは操作をしようとしてもかゆいところに手が届かない感じだ。キーボードで[Alt]+[D]、[P]と叩けばピボットテーブル範囲の再指定は簡単にできるが、はたしてタッチパネルのタップ操作ではこれはどうすればよいのだろう?
力技だが、キーボードを持ち運んで使ってしまうのがもっとも簡単な解だろう。
というわけで、筆者の購入したキーボードがこれ。Elecomのタブレット用スタンド付きBluetoothキーボード「TK-FBP070BK」である。
そうそう、Windowsタブレット&キーボード・マウスという運用を始めると気になるのが、この「スタンドも持ち運ばなければならない」という問題なのである。タブレットスタンドは、市販されているものは初めから「くの字」型に折れておりカバンの中でかさばりがちであるという問題があるのである。
これは、タブレットをキーボードと使う際に問題となるタブレットスタンドも、一緒に持ち運んで運用できるという便利な代物だ。簡易式の折りたたみタブレットスタンドを平面にして、キーボードの裏面にマグネット式でくっつけて持ち運ぶことができるようになっており「持ち運びに邪魔なスタンドもどうにかしなければならない」というタブレット&キーボードを一緒に運用する際の問題を一挙に解決してくれる優れものなのである。
このキーボードをカバンに入れて持ち運んで2カ月になるが、スタンドは簡易式で非常に華奢なものの、いまのところ折れたり欠けたりする気配はない(マグネットが少し弱いせいか、カバンの中でキーボードと泣き別れになっていたことは2度ほどあったが)。便利このうえない代物である。
クラムシェル型のPCに比べると、作業の準備に多少の手間はかかるものの(あちらは畳んでいたのを広げるだけ、こちらはキーボードの裏からスタンドをはずして、折り曲げ、タブレットをセットして、キーボードとマウスをおもむろにタブレットの前に置かなくてはならない)、一度セットしてしまえば、ノマドでの作業も実に快適である。
なに、スタバでドヤるにはスタイリッシュなMac Book Airでなくてはいけないなどということはない。
よく考えてみてほしい。MBAの数分の1以下の価格のWindowsタブレットにキーボード&マウスのタッグで、作業効率でならそれ以上の実力が発揮できるのである。いわば、このWindowsタブレットとキーボードのタッグはノマドにおけるストロングスタイルであるというべきなのである。私は誰の挑戦でも受けるッ!
そんなわけで、このタブレットの持ち運びにうってつけなスタンド付きモバイルキーボードは、筆者のユニクロPCバッグに、Windowsタブレットと詰め込まれて今日も東京の街を移動しつづけ、展開し、日夜原稿を格闘する私とともにあるのである。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
タブレット用スタンド付きBluetoothキーボード エレコム | 3540円 |