本日の一品
なで心地がクセになる! iPhone 6用の“芝生ケース”
(2014/10/15 06:00)
iPhone 6を購入した。3GS→4→5→6と全て発売日に入手してきたが、今回は特に発売日に入手するハードルが低かったように感じる。それだけ数が多く用意されていたのだろう。3GS発売にあわせて徹夜で行列したのが今や昔、変化を感じさせる。変化と言えば、これまで全面を覆うケース類はアップル側からは積極的に発売してこなかったが、今回からは純正でケースが用意されている。スティーブ・ジョブズの哲学も今や昔ということなのかもしれない。
さておき、今回のiPhone 6/6 Plusではケースの重要性が増している。レンズ部分がこれまでのモデルに比べ突出しており、置いたときに接触したり傷ついたりする可能性が高くなっているからだ。もちろん、一番外の部分は単なるカバーなので傷ついても全く問題ないのだろうが、心情的な部分は別である。心の安寧を得るためにはカバーが必須だ。そこで、iPhone 5/5s用にも発売されていたものの、敬遠していたあるケースを導入することにした。
「Shibaful -Yoyogi Park-」は、文字通り芝生をイメージして作られたケースだ。ケースのスペックとしては、上面・下面は露出しており、左右のボタン部分も、表面を覆わないタイプのケースだ。性能はありきたりだが、最大の特徴はご覧の通り“芝”だ。ポリカーボネート製の薄手のケース表面部分に、パイルがびっしり植毛されている。いわゆる人工芝で、静電植毛という技術が用いられている。購入して1週間ほど使用しているが、抜け毛はほとんどみられない。かなりしっかりとした植毛技術のようだ。
びっしり植毛されているのでボタン周りの部分が膨らんでいるように見えるのだが、実際は簡単に押しつぶせるので、指の腹を使うと簡単にボリュームボタンやスリープボタンを押すことができる。マナーモードスイッチは爪で操作する必要はあるが、見た目よりも簡単にオン/オフでき、見た目こそ奇をてらっているが、実用性には全く問題がない。芝により摩擦係数が増すことで、シャツの胸ポケットに入れて前屈みになったときに落ちにくいというメリットもあった。
一方で、ズボンのポケットに入れるとひっかかりが増えてスッと出しにくかったり、ポケットの中の綿ぼこりをたくさん集めてくるというデメリットもある。またライトの縁まで植毛部分がはみ出していて、緑かぶりをするので暗所でのフラッシュ撮影は非対応としている。何回か試してみたところ問題はなかったのだが、状況次第ということだろう。
しかしなんといっても、なで心地である。感触には徹底的にこだわったという事で、確かに、気が付くとずっとなでている。ザラザラでもなくモワモワでもない、絶妙な長さなのだ。伝わらないことを覚悟であえて書くが、個人的にはダックスフント(スムースヘアード)のなで心地が一番近いと思っている。感触の良さをお伝えできない表現力の貧しさに恥じ入るばかりだが、機会があれば一度なでてみて欲しい。魅入られること請け合いである。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
Shibaful -Yoyogi Park- for iPhone6 | エム・フロンティア | 4039円 |