本日の一品
シスの闇黒卿の愛剣が! 「ライトセーバー型モバイルバッテリー」
(2014/4/14 06:00)
スマートフォンの普及は、バッテリー消費量増大の普及でもある。スマートフォンの販売拡大と同時に、それを補助するモバイルバッテリーの市場も拡大の一途辿っているのはご存じの通りだ。まずは電池容量によるサイズ展開でラインアップが形成され、その後は様々な付加価値で製品の差別化が進んでいるが、付加されるものは大別して機能寄りかデザイン寄りかに分かれているように思う。
今回紹介するのは、デザインによる差別化に最大限振り切ったモバイルバッテリーだ。モチーフは「スター・ウォーズ」である。「モバイルバッテリー(ダース・ベイダー ライトセーバー)」は、SF映画の金字塔、スター・ウォーズで使用された小道具を模した形状のモバイルバッテリーだ。ライトセーバーとは、宇宙時代の騎士たちが用いる、ビームによって刀身が形成される剣のことで、通常は剣の握り部分しかない。スイッチを押すと剣になるという代物だ。この製品は、その握り部分を模したものになる。
先に性能を説明しておくと、バッテリー容量は2800mAhと、スマートフォンなら1〜2回満充電にできるとしている。底部にオン/オフスイッチ、充電入力用のmicroUSBポート、出力用のUSB-Aポートがあるので、別途ケーブルを用意すれば汎用的に使える。重量は約92gと軽量だが、全長は16cmとやや大きめ。小道具としての再現性を高めるためには致し方ないところだろう。その他、刀身が出てくる部分には赤色のLEDがあり、充電時に点灯する。残容量に応じて発光パターンが変わるが、昨今のモバイルバッテリーで流行している、懐中電灯代わりになるような強力な光ではなく、あくまで充電状態を示すインジケーターなので注意が必要だ。
さて、肝心の見た目だが、本物の1/2サイズで再現されたという見た目は、かなり精密で、メッキ部分に高級感もありなかなかのものだ。しかし見た目の高級感に反して、いざ持ってみると約92gという軽さが見た目とのギャップを生んで急にチープさを感じさせる。また、グリップ部分に施された装飾は稼働しない。刀身を形成するスイッチがバッテリーのオン/オフスイッチになっていれば嬉しかった、というのがファンとしての感想だ。見た目はほぼ完璧。サイズは大きいものの、鞄に忍ばせても負担にならない軽さなので、ファンアイテムとしても実用としても満足できる。ただ、希望を言ってしまえば、1/2サイズでベイダー卿モデルにするならば、実寸で惑星ダゴバに住む緑の小老人モデルの方が…と思う。知名度の点から致し方ないとは思うが、後継モデルに期待したい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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モバイルバッテリー(ダース・ベイダー ライトセーバー) | ラナ | 7875円 |