本日の一品

自慢したい赤牛革の謹製“NUboard”

鮮烈なレッドの装丁が印象的なジャストマイショップ謹製NUboard

 とっさに思いついたアイデアやイメージを忘れないためには、頭の中からいったん外に出して記録するのが間違いない処理だろう。その時の記録媒体として使うアイテムは人によって様々だ。ボールペンで手の甲に描くという荒業もあるが、ペンと紙のメモという組み合わせがごく一般的だろう。

 昨今はそんなパーソナル・ビジネスエリアにもスマホやBoogie Board等のICT系プロダクトが顔を出す事も多い。本日ご紹介する「NUboard」(ヌーボード)もそんな用途のアナログ商品だ。一言で商品を紹介するなら、“新書サイズのホワイトボード”だ。

 商品の企画元である欧文印刷社自身が発売するオリジナルのNUboardにはA4版変形の大判タイプのほか、新書版サイズもある。今回ご紹介する「NUboard牛本革タイプ」は、Web通販ショップの“ジャストマイショップ”が欧文印刷社に特別にオーダーした新書版サイズの限定商品だ。

昨今、思いついたアイデアや構想を筆記記録するアイテムは多種多様だ
NUboardのオリジナル商品は厚手のボール紙が表紙でサイズも大小ある

 表紙と裏表紙の全面が牛革仕上げで、イレーサーはNUboardを閉じるゴムリングに革製の特別サイズのものが付属する。オリジナル商品と同様、内部には1mmくらいの厚さのホワイトボードが4枚(8ページ分)と、ホワイトボードの前後と間に薄い透明シート(PETシート)が5枚、合わせてリングノート形式で綴じられている。

 NUboard牛本革タイプには、それ以外に、最後のページにポケット付きの黒いページが付属したデラックスな仕上げとなっている。自分のための一時的なメモではなく、対面する人にも見せたりするようなケースでは、ホワイトボードに黒のマーカーで描いた文字はBoogieBoard等よりははるかに視認性は高い。

 ホワイトボードとホワイトボードとの間に挿入されている透明シートは、ホワイトボードに記述した内容の詳細や、変化、バリエーション等を描いておいて、オーバーレイすることで説明をよりアクティブにわかりやすくできるアイデアアイテムだ。

 ホワイトボードや透明シートにマーカーで描いた字や絵は、付属のイレーサーできわめて簡単にキレイに拭き取ることが可能だ。しかし、1週間ほど消すことを忘れてそのまま放置していたりすると、付属のイレーサーでは全く消えなくなってしまう。その時はアルコールを含んだウェットティッシュ等でゴシゴシやることが必要だ。

 実際の使用感覚は、NUboard牛本革タイプでも、オリジナルのNUboardとほとんど変わらないが、やはり赤い本革で全体を覆われたジャストマイショップの限定NUboardは、3倍強の散財だとわかっていても惹かれてしまう。

 残念ながら、実際の商品を手に持ってみないとその価値はわからないかもしれない。普通の生活をしているユーザーなら、スクラップブックのように一人で何冊も買い集めるモノではない商品なので、ここはひとつ大阪弁で言う“はりこんで”(奮発して)買ってみても後悔はないだろう。

NUboard牛本革エディションは新書サイズ。内部構造はほぼ同じだ
視認性は極めて高いので対面プレゼンなどにも利用可能だ
ホワイトボード間の透明シートはアイデアしだいで様々な用途が広がる
謹製の革装丁のイレーサーも薄手の黒板消しの形状で使い良い
製品名販売場所価格
NUboard牛本革エディション・レッド
(ダークブラウンもあり)
ジャストマイショップ7480円
4980円(一太郎・ATOKユーザー優待価格)
5880円(ジャストシステム製品登録ユーザー優待価格)

ゼロ・ハリ