本日の一品
かざして使うNFC対応キーボードで機動力アップ!?
(2013/11/29 06:00)
いっこうに盛り上がってこない気がする日本国内のNFC界隈。せっかくFeliCaとNFCの両方に対応したスマートフォンが増えてきているというのに、その能力を発揮できないのはなんだかもったいない。おサイフケータイとしては、モバイルSuica、楽天Edy、nanacoという3つの電子マネーサービスを筆者は普段から使っているものの、FeliCaだけでなく、NFCのサービスや対応機器も充実してくれればなあといつも思っている。特にNFCタグの活用はどんどん広がってほしいところなんだけれど。
さて、そんな中で2013年夏前に発売されたのが、かざして使えるバッファローのBluetoothキーボード「BSKBB13BK」。NFCに対応していて、キーボード右上のマーク部分にペアリングさせたいNFC対応スマートフォンなどをかざすと、あとはボタンを2回ほどタップするだけでBluetoothのペアリング、接続が完了してキーボードを使い始められる。わずかではあるけれど、接続の手間を省ける仕組みを備えた製品というわけだ。言ってしまえばその部分にしかNFCの出番はないのだけれど、キーボードとして見ても十分に満足できる使い勝手になっている。
86キーのかなり小ぶりなサイズで、電源となる単4形電池2本を装填した状態でも2本指でつまんで持ち上げることができるほどの軽さ。それでいてキートップのサイズはフルサイズキーボードとほぼ変わらないし、若干浅いストロークの打鍵感はわりと気持ちいい。対応OSはAndroidのほか、iOS、Windows 8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.4以降、PlayStation 3ということで、自宅にも、会社にも持ち運んであちこちで使いまくれるのもうれしいところだ。
「BSKBB13BK」を購入した主な目的は、Android端末でのテキスト入力を超快適にすること。今メインで使っている「ARROWS NX F-01F」は電池もちがかなりいいので、講演や会見の取材時のメモなどにもガンガン使えないか画策中なのである。Bluetoothマウスも合わせて使えば、モバイルPCと変わらない操作性のメモ書きマシンとして使えるうえに、サイズ・重量はノートPCよりも大幅にダウンして機動力が格段に上がる、ような気がしている。
Android上での日本語入力と半角英数入力の切り替えは「半角/全角(漢字)」キーででき、Windowsでの操作方法と変わらないので違和感もない。個人的にこれはイケてるなあと思ったのは、「Fn+F8〜F11」で端末のボリューム調整とメディアコンテンツの再生・停止が操作できること。端末をホルダーやスタンドなどに立てかけて使っている時は、本体側面にあるボリュームキーを押しにくかったりするので、けっこう重宝する。再生・停止の操作は、端末でバックグラウンド再生している音楽はもちろん、YouTubeの動画なんかにも有効なので、意外と使いどころは多い。残念ながらミュートキーだけは機能しなかったのだが、筆者自身、もともとPCやMacでもキーボード主体で操作しがちなので、こういう細かい機能もきちんと使えるのはありがたい限りだ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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NFC&Bluetooth 3.0対応 コンパクトキーボード「BSKBB13BK」 | バッファロー | 4772円 |