本日の一品
ルンバ登場から10年、液晶お掃除ロボット「AutoMeeS」を購入
(2013/5/2 06:00)
子供の頃からお掃除や整理整頓の苦手な筆者は、米国内で初めてお掃除ロボットが発売になった時は瞬時に飛びついて購入してしまった。
10年前にお掃除ロボット「ルンバ」が全米のガジェット系ショップの店頭に登場した時と同じくらいのインパクトがあるかどうかは意見の分かれるところだろうが、またしても筆者は、スマートフォンやタブレット専用の液晶画面お掃除ロボット「AutoMeeS」(オートミー)を馴染みの玩具屋さんで見つけた瞬間に購入してしまった。
直径は約7cm、高さは5cmほどのオートーミーは、ルンバとよく似た自走式のスクリーンクリーナーだ。単3電池1本で動作するわかりやすく運用の楽な仕様は、この手の商品の開発に手馴れているタカラトミーならではのセンスの良さだろう。
本体をひっくり返すと、ゴムのタイヤもどきを装着した3つの駆動輪や、液晶面から本体が落ちないように常時感知している鼓状のセンサー機構、そして複数のクリーニングペーパーを回転させて液晶面の塵や埃をこすり落とすメインのクリーニング機構などが見える。
当時飼っていたワンコに乗り潰された初代ルンバ以来、昨今の先進的自走式のロボットクリーナーは全く使ってこなかったので、詳しい比較は難しいが、最新の家庭用ロボットクリーナーとの違いは、埃や塵、ゴミ等を吸引する機能と、単に液晶画面を磨く機能の差だろう。
商品パッケージには、クリーニングペーパーのリフィルが5回分付属する。実際に、筆者のiPad miniやiPhone、LG社のPRADA携帯など数種類の4インチ~10インチクラスのスマートフォンからタブレットまでをクリーニングしてみた。
液晶画面の大小サイズにかかわらず、センサーコントロール機能は極めて優秀で、今では、小さな液晶画面の部類に入る4インチクラスのPRADA携帯やiPhoneでも液晶面からオートミーが脱輪、脱落停止することは皆無だった。
多少の塵や埃は拭き払ってくれるものの、人が息を吹きかけたりして布などで拭き取らなければならない程度の”油性分の汚れ”は殆ど拭き取ることは不可能だった。埃や塵の拭き取りが前提であれば問題ないが、それ以上の実力を期待すると期待はずれになる可能性が大きい。
あくまで、オートミーは、スマホやタブレット上で“ルンバごっこ”をする楽しいガジェットだというくらいの気持ちで、話題性としてエンジョイすることがストレスの無い正しい使い方だろう。そのためだけに1500円近くを出すかどうかは人それぞれだ。
多少の商標上の問題は残るかもしれないが、「スマホでルンバ!」という商品名のほうが“お掃除”という実質効果を期待しない分良かったのかもしれない。同じお遊びなら、筆者は、友人と一緒に、大型液晶ディスプレイや液晶TVの画面を磨く、高層ビルの窓を磨くゴンドラ型のロボットクリーナーの企画プロジェクトをやってみようと相談している。(^_^;)
製品名 | 販売場所 | 価格 |
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AutoMeeS(スマホ液晶クリーナーロボット) | 上野ヤマシロヤ | 1575円 |