本日の一品
衝動買いにも安心、容量が変わる小型メッセンジャーバッグ
(2013/3/29 06:00)
通勤や休日の軽い外出など、持ち歩く荷物があまり多くない場合、筆者は小型のメッセンジャーバッグを愛用している。服やズボンのポケットにすべて入ってしまいそうな内容でも、ポケットが擦り切れて穴が開いたり、財布の中でプラスチックカードが折れたりといったことを経験してきたので、なるべくバッグに入れるようにしている。ロードバイクなどスポーツ自転車に乗って出かける場合なら、なおのことメッセンジャーバッグの出番だ。
ところが、軽い外出、散歩などといって出かけた時ほど、雑貨を衝動買いしたり、買い忘れていた本や雑誌を発見したりする。こうした予見できない買物、でも出直すのも面倒なので今買ってしまいたい買物に遭遇すると、小さなバッグには入りきらず、結局手提げ袋を提げて帰るということになる。徒歩や電車ならそれでも問題ないが、スポーツ自転車で移動していると、「バッグに入らないので買うのを諦める」などということになってしまうのだ。
今回紹介する「MOON PACK」は、ストリート系の自転車や関連アイテムを幅広く扱う「BLUE LUG」のオリジナルアイテム。本格的な製品を含めてさまざまなメッセンジャーバッグを取り扱ってきた同店だが、近年はリュックやバッグなどで同店のスタッフが作るオリジナル製品も増えている。製造数はそれほど多くないと思われるが、カラーバリエーションは豊富に用意されている。
「Moon Pack」は三日月形のシルエットが特徴の小型のメッセンジャーバッグ。背中があたる部分にはウレタンパッドが内蔵されているほか、生地にはコーデュラナイロンを使用し、強度・撥水性ともに問題なし。メイン気室の内部にはネームタグと薄型のポケット、外側にはスマートフォンや名刺入れに最適なサイズの、ファスナー付きポケットを1つ備えている。
最大の特徴は、半円形の本体外周に隠されたファスナーを開くと、折りたたまれていた生地が伸びて、内容量を拡大できる点だ。通常の閉じた状態では4.5リットルだが、開くと2.5リットル拡大し、7リットルとなる。これにより、急な買物で少々の荷物が増えても対応できるのである。最初から大きめのバッグを使えばいいのでは……と思うところだが、中身がスカスカのバッグを背負っているのはなんとなくキマらないものではないだろうか?
ファスナーを開いた展開時、「臨時の状態です」という雰囲気が薄いのもありがたい点で、配色によってはそれまでと違った表情になる。小型のバッグを愛用し、すぐに衝動買いをしてしまう人におすすめしたい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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MOON PACK (navy/neon orange) | BLUE LUG | 9975円 |