本日の一品

人気のAndroidタブレット「Nexus 7」に充電ドックを追加する

「Nexus 7 専用ドッキングステーション」製品パッケージ
この充電端子を使う時がきた。こちら側にボタンは無いので操作が犠牲になることはない

 Googleブランドのタブレットとして日本市場にも投入された「Nexus 7」だが、そろそろ「一昔前のスペック」などという声も聞こえてきそうな時期ではあるものの、比較的買いやすい価格やバランスの良いスペック、Googleによる宣伝などもあってか、人気は衰えていないようだ。32GBモデルや3G対応モデルなど、当初からラインナップも拡張され、7インチタブレットのスタンダードといった状況だ。

 そんな「Nexus 7」だが、海外で初めて発表された際(2012年6月)、一緒に充電ドックも披露されたと記憶しているが、端末と同時には発売されず、日本で「Nexus 7」が発売された2012年9月時点でも、海外を含めて発売されていなかったようだ。発売の延期が続き、最終的に2012年12月になって購入できるようになり、筆者は家電量販店のオンラインショップで購入した。現在はGoogle Play上やAsusのWebサイトのほか、家電量販店の店頭でも購入できる。製品名はバラつきがあり、Google Play上では「Nexus 7 ホルダー」、Asusそのほかでは「Nexus 7 専用ドッキングステーション」となっている。

 「Nexus 7」を手にしたユーザーなら気が付いていると思われるが、この端末には左側面に充電ドック用の4ピンの端子が用意されているのだ。ことあるごとに充電ドックを買っている気がする筆者だが、専用端子が用意されているのにそれを利用できないのは悔しい。タブレットと充電ドックの組み合わせは、動画や音楽の“ながら再生”にも便利なので、入手していない人はぜひ導入を検討したいアイテムだ。

 充電専用のmicroUSB端子による電源の入力は、最小出力が5V、2Aと指定されているので、アダプター(パッケージには同梱されていない)などのスペックは予め確認しておきたい。また、充電ドックには3.5mmのミニジャックで音声のラインアウト端子が用意されているので、充電ドックで充電中は、本格的なオーディオシステムにアナログの信号を出力するプレーヤーとしても運用できる。

 この充電ドックはAndroid 4.2以降に対応する。OS側は横画面への対応も進んでいるので、横向きに置いたからといって操作で不便を感じることはない。また、「Nexus 7」に充電ドック用の端子が予め装備されていることからも分かるように、充電ドックの使用は製品コンセプトに織り込み済みと考えるのが自然だ。「Nexus 7」では、ドック装着時に下側になってしまう左側面にはボタンが搭載されておらず、電源・ボリュームボタンともに右側面に搭載。右側面はドック装着時には上側に位置し、ボタン操作が犠牲になることはない。

 充電ドックに凝ったギミックなどはないので、単純に乗せるだけなのだが、充電ドック単体で280gとどっしりとした重さがあり、底には全面にラバーが貼られ、安定感は問題なし。筆者は会社のデスクで使用しているが、自宅用にもう1個購入しようか、迷い始めている。

表側に「nexus」のロゴ。4ピンの専用端子なので端末をストンと置くだけ
後側にはmicroUSB端子と3.5mmの音声のラインアウト端子。microUSBは充電専用で、ラインアウト端子は充電時(通電時)に利用できる
「Nexus 7」を「Nexus 7 専用ドッキングステーション」にドッキングしたところ
電源・ボリュームボタンが上側にくる
ドッキングの角度
底面は滑り止めのラバーが貼られている
製品名製造元購入価格
Nexus 7 専用ドッキングステーションASUSTek3480円

太田 亮三