本日の一品

最新iPhone5を昔懐かしいNOKIAスタイルに変身させる逸品ケース

どのモデルか明確にわからないが、ノキアらしい雰囲気は確実に出ている作り

 今ではガラケーと呼ばれるようになった、スマートフォン以前の国内仕様ケータイが一世風靡していた頃、北欧フィンランドに本社のあるノキア(NOKIA)社端末は、デジタルガジェット好きには憧れのケータイだった。年に何回かケータイ/スマートフォンを買い換えてきた筆者も、今までにノキア製携帯電話を多数使ってきた。

 どちらかと言えば、似たようなデザインのオンパレードだった国産ケータイをよそに、カラフルなカラーを斬新に使ったノキアのプロダクト・デザインは秀逸で、ファッショナブルなアンテナショップなどでもショウウィンドウを飾るアイテムとして使われていた。

 そんなノキアだったが、2009年に日本市場からの撤退を発表。すでに撤退から3年余りが経過したした現在は、ノキアという企業名を知らないケータイ新人類も社会に巣立ち、ノキアを愛するユーザーの多くは中年といわれる年齢になってしまった。

 昨今のように右を見ても左を見ても“みんなと一緒のiPhone”ばかりの国では、ノキア独特の“独自の道を進む個性”は、育たなかっただろうし、日本では受け入れられなかっただろう、ということは想像に難くない。

 そんな右にも左にもあるiPhone5を、昔懐かしい個性的でレトロなノキアケータイに変身させてくれるiPhone5カバーが発売されている。ケータイアイテムの何でも百貨店「ストラップヤ」が発売するFLASHBACKSシリーズ「OLD-SCHOOLiPhone CASE」がそれだ。“なんちゃってノキアケータイ”を、一瞬の内に実現してくれるスナップオン・カバーだ。

 構造的には、iPhoneケースではスタンダード・スタイルでもある“お弁当の蓋型カバー”で、装着と脱着がきわめて簡単だ。装着すると、香港や中国などで昔見かけたことのある“2 in 1”(ツーインワン)の両面ケータイができ上がる。

 メールや通話をする時はiPhone液晶を自分の側に向けるが、そのままの体制で持ち歩くと、必ずノキアケータイ側が外向きになり、周囲の人は、ノキアケータイだと思ってしまうほど見た目の雰囲気はそっくりだ。このケースがきっかけになって、ノキアのLumia 920 Windows 8 Phoneを国内のどこかのキャリアが担ぎだすことはないだろうか? どことなく、そんな期待が生まれてくる“なんちゃってノキアケータイ”カバーだ。

筆者も知人からいただいた愛用の紙のケース(参考商品)からノキアに着せ替え
側面はごく普通のプロテクトケースを取り付けたiPhone5にしか見えない
裏側はどこから見てもノキアのケータイだ
最近は高級ケースよりも簡単に着せ替えられるケースがブームのようだ
ブームを呼んで、ノキアケータイが国内でも復活してほしい
製品名購入場所購入価格
FLASHBACKS OLD-SCHOOL iPhone CASEストラップヤ1980円

ゼロ・ハリ