本日の一品

斜めカットで快適な粘着クリーナーライフ

6本入りの製品パッケージ。他に3本入りと100本入り(!)がある

 ロボットが掃除をしてくれる、なんだか未来がやってきた感じの昨今だが、電気を使わない掃除用具の多彩さも目を見張るものがある。フローリングの部屋が増えたこともあって、筆者もフロアワイパーの類での掃除が日課になっている。掃除機を出すよりも格段に手軽で、掃除をすることがストレスにならず、気がついたときに掃除できるのがよいところだ。

 もう一つ手軽な掃除用具として手元に置いているのが、カーペット用の粘着クリーナー、いわゆるコロコロというやつだ。世に出た当初は、粘着テープの部分を使い捨てにするとはずいぶんリッチな掃除用具だなと思ったものだが、細かい埃や毛なども確実に取れるので重宝している。一時期粘着面を水で洗うと再利用できるタイプのものも販売されていたように思うが、1回ごとに洗わないといけない面倒さも影響したのか、今では見かけなくなってしまった。なお、「コロコロ」は株式会社ニトムズの登録商標だそうだ。

 ご存じの通り粘着クリーナーの粘着テープ部分は交換式で、今では用途などによってさまざまな商品が存在する。全面に粘着材が塗られていてテープの両端に切り離すための切れ込みが入っているオーソドックスなもののほかにも、粘着材がストライプ状に塗られていてフローリングなどでも使えるものや、切り取り線としてミシン目が入っていたり、色の付いた線が印刷されていたりするものなどがある。

 その中でも筆者が愛用している粘着スペアテープが、今回紹介する商品だ。従来のものと大きく違うのは、平行四辺形の粘着シートがロールに斜めに巻かれている点。1枚の粘着シートがロールに2周半ほど巻かれていて全面を覆うようになっている。1枚1枚の粘着シートが完全に別れているため、はがすときに余計なところまで破れてしまうようなことがない。また1枚の粘着シートが何周も巻かれているため、フローリングなど粘着面がべったりとくっついてしまう場所を掃除する時でも、粘着シートがロールからはがれしまうことがないので、カーペット以外のところでも安心して使える。

 注意したいのは、髪の毛や糸などの長い繊維のものがくっついている状態でシートをはがそうとすると、繊維の部分からシート側が切れてしまう場合があることだ。筆者は滅多に出くわさないが、髪の長い女性などが使う場合はゆっくりはがすほうがいいだろう。

 以前からこのタイプの粘着スペアテープを近所のディスカウントショップで購入していたのだが、いつの間にか取り扱わなくなってしまったようで、いろいろ探していて見つけたのが、このアイリスオーヤマのスペアテープだった。大手メーカーのものであれば手に入りやすく、また検索することも簡単なのでとてもありがたい。

 粘着クリーナーでいろいろなところを掃除できるようになると、ちょっとした埃などを見つけたときでもすぐに掃除できて気持ちがいいので、ぜひおすすめしたい。

パッケージ裏面。スペアテープのサイズは一般的な幅160mm、内径38mmなのでほとんどのクリーナーに対応しているだろう
スペアテープをクリーナーに装着したところ。スペアテープ左側の茶色い部分はスペアテープの台紙がはみ出ているわけではなく、クリーナーのローラー部分だ
少しはがした状態。はがし始めを取り出しにくい場合は、スペアテープの端のあたりをテープの外側に向かって爪でこするとよい
半分ほど引き出した状態。粘着シートが斜めに巻き付いているのがわかるだろう
製品名製造元購入価格
カーペットクリーナー用スペアテープ CNC-R6Pアイリスオーヤマ498円

大木真一