素っ気ない本棚を癒しの空間に。「Animal Index」


現在、キリン、トナカイ、ブタの3匹が発売されているが、パッケージは皆トナカイ(^_^;)

 電子出版元年と言われた2010年が過ぎ去っても、いまだに電子出版のビジネスモデルは定まらず、名前ばかりの普及団体やプロジェクトが次々と生まれている。まだまだ紙の書籍や雑誌に取って代わるまでには至らない雰囲気だ。

 電子ブックと違って毎月増える書籍や雑誌は、物理的な収納場所に困る点が問題だ。本日ご紹介する一品は、物理的なスペースを占めてしまう紙の本もやっぱり良いな、と思わせる本棚アクセサリーだ。

 動物のシルエットをしたインデックス「Animal Index」は、デザイナーオフィスのようなクールな本棚ならピッタリ。片付け不器用な乱雑な小説家風の本棚でもそこそこの効果は期待できるだろう。本棚は、たいていの人が書斎やオフィスに設置していて、本の高さや奥行きなどの物理的な大きさ、ジャンルによって、何段目の棚とか、右側とか左側とか、他人には分かりにくい独自の分類や配置を行なっているのが一般的だ。

 昔の百科事典や長編連続小説でもない限り、一冊一冊が違う本であり、当然ながら装丁やサイズもマチマチだ。奥行きの深い本棚なら、収納効率を考えて後列と前列に2列に並べ、後列の本は日の目を見ることもほとんどない状況のはずだ。

 そのうちに、ギッシリ詰まった本の列の前の小さな狭いスペースにも、文具やメモ、IT系のケーブル類等、小さなガジェット類が置かれ、本棚は、ともすれば勝手なものが好き放題に並ぶ“立ったゴミ箱”のようになってしまう。筆者宅の本棚はまさにコレだ。

  「Animal Index」は、決してそんなゴミ箱型本棚を整理してくれるわけではないが、整理整頓が一段落したばかりのそこそこ綺麗な本棚が、早々に“立ったゴミ箱”にならない強い抑止力をもった本棚アクセサリーだとは言える。

 現在、「キリン」、「トナカイ」、「ブタ」、の3種の動物が発売されている。動物は、体の前半分と後ろ半分に分かれており、それぞれを本棚の書籍の間に挿入して、ジャンル分けの目印にしたりするのが一般的な使い方だ。

 本棚の横幅サイズや上下の段にまたがって3種類の動物の6つのピースを自由に配置するのも面白いだろう。子供部屋の本棚や図書館の子供向け本棚、小児科に設置した本棚のジャンル分けにも有効かつ楽しそうだ。本を取り出す時、戻す時に保護者が的確な指示を子供に出すことができそうだ。

 間違っても、自らボロを出す様なへそくりの隠し場所の目印等にしてはいけない。少し固めのスポンジ材でできたAnimal Indexは家庭でも、公共機関でも工夫次第でたくさんの使い道やアイデアが生まれる本日の一品だ。

典型的使い方はこんな感じブタもなかなかインパクトがある
動物ごとにジャンル分けも可能だキリンは背の高い本や雑誌などでも有効だ


商品名実売価格購入場所
Animal Index
(キリン・トナカイ・ブタ)
各1575円アッシュコンセプト


(ゼロ・ハリ)

2012/9/19 06:00