そろそろ部屋の照明もLEDにしてみよう LEDシーリングライト


LEDシーリングライト本体。シンプルな外見だが、周囲の木の枠のおかげで和室にもなじむデザインではないだろうか

 僚誌家電 Watchを見てもわかる通り、LED照明がブームになっているのは間違いないだろう。筆者も自宅にある白熱電球を順次LED電球に置き換えて、様子をみているところだ。

 白熱電球をLED電球に交換するのはわりと簡単で、それでいて削減できる消費電力が大きくてやりがいがあるのがいいところだろう。今年に入ってからLED電球の価格が大きく下がっており、1000円を切った価格で買えるものも増えてきたので、ますます手が出しやすくなっていることもある。しかし、生活の中で現在メインとなっている照明は、白熱電球ではなく蛍光灯だという家庭も多いのではないだろうか。

 筆者の自宅もシーリングライトを使っており、日頃は仕事もするため昼白色の蛍光灯を使っていた。確かに仕事の時は昼白色で問題ないのだが、食事の時やリラックスしたいときなどは、色温度の低い電球色だったらな、と思うことがあったのも事実だ。一時期電球色の蛍光灯に入れ替えてみたこともあったのだが、たまたま購入した蛍光灯が予想以上に赤かったため、仕事の作業を行うときにつらくなってしまい、元に戻してしまった。

 そんな折にシーリングライトを交換することになったので、照明売り場に見に行ったところ、LEDシーリングライトが手が出ないほど高いわけでもなくなっており、リモコンで調光や色の変更もできることを知ったので、思い切って導入してみた。LEDだからと未来的なデザインというわけではなく、サイドの木の部分が落ち着く感じで気に入ったのも要因の一つでもある。

 取り付けはまずアダプタを取り付け、その後本体を取り付け、電源ケーブルをつないでカバーを取り付けるだけの作業だったので、自分が踏み台から落ちないように注意することを除けば難しいことはなかった。蛍光灯と違って定期的に中身を交換する必要もないので、高いところに登る必要があるのは取り付けの時だけだ。

 実際に使い始めてみると、さまざまな点で、実に快適であることがわかった。まず、電球色(リラックスモード)の色合いが赤すぎず、ちょうどいい色合いだったところ。これは個人の好みなので一概に良い悪いとは言えないが、前述の通り赤すぎると感じる「電球色の蛍光灯」で残念な気持ちになったことがある身としては、うれしい点だ。また、予め分かっていたことだが、アクティブ、ナチュラル、リラックスと3色を切り替えられるのはメリハリが付いてよい。

 点灯までのタイムラグがないのは、使ってみてわかった利点だ。何十年も蛍光灯を使っていて、点灯時にワンテンポ遅れるのが身についているので、スイッチをオンにした瞬間に明るくなるのは案外気持ちがいいものだ。

 もちろん、消費電力が最大のナチュラルモード(調色/昼白色)でも32W、最小となるリラックスモード(電球色)では14W(それぞれカタログ値)と、かなり小さくなった(筆者が購入したサイズの場合)。それまでは40型と32型の蛍光灯を使っていたので、おおよそ1/2~1/4になっている計算だ。10段階の明るさ調整もあるので、明るさがそれほど必要ない時には暗くしておけばさらに省電力になることだろう。

 部屋の照明は一度取り付けたら相当長い期間使うものなので、あまり交換する機会もないかもしれないが、もし交換するタイミングであるなら、手ごろな価格になりつつあるLED照明の導入を検討してみてはいかがだろうか。


カバーを外した状態。真ん中の線が生えている部分を先に取り付け、残りの部分を後から取り付けた。ドライバーなどの工具は不要だった通常はリモコンで操作を行う。リモコンが見つからない時のために、部屋にあるスイッチでもON/OFFなどの簡単な操作は可能だ
アクティブモード(昼光色)。青白い光で、集中して作業する時に向いている。なお、撮影のためにカバーを外したが、カバーを外した状態で点灯しないようにと説明書に書かれているので、利用の際は外したまま点灯しないようにしていただきたいナチュラルモード(調色/昼白色)。2種類のLEDが同時に光っている
リラックスモード(電球色)。ちょうどいい色合いなので、筆者宅ではほとんどこの色を使っている

 

製品名製造元購入価格
LIFELED'S アーバンオーク(ダーク系) HLDC90604NECライティング2万5200円

 

(大木真一)

2012/5/29 06:00