紙の上から飛び出てきたかのようなバッグ「JUMP FROM PAPER」
JUMP FROM PAPER「Play Hooky」モデル。写真で見るとますますイラストにしか見えない |
どうせ持つなら、他人とはひと味違う、個性的なアイテムを! と常々考えている読者諸兄ならば、今回ご紹介する製品を一目見たら「よし、注文しよう!」と反射的にクリックしてしまうであろう。まるで紙に描かれたイラストがそのまま飛び出てきたような見た目のバッグ「JUMP FROM PAPER」である。
「JUMP FROM PAPER」の魅力は、何といってもその不思議な見た目だ。まるでイラストか漫画のように強調されたアウトラインは見る者を錯覚させ、実際にそれが手に取れることを目の前で示されるに至って、笑いを誘う。この素晴らしいデザインは、台北在住のチャイ・スーとリカ・リンという二人の若い女性デザイナーによって生み出されたものだという。公式サイトで紹介されているラインナップの数々を見て欲しい。カタログを眺めているだけで楽しい気分になること請け合いだ。
ただ、バッグとしての実際の使用感はというと、これまた苦笑を禁じ得ない。しっかりとした奥行きがありそうなのはあくまでも「見た目」に限った話で、実物は驚くほど平べったいのだ。果たしてどこにモノを入れるのかと言うと、バッグの底面にファスナーがあり、これでバッグのマチを開くと、表面と裏面の間に空間ができるようになっている。
筆者が購入したモデル「Play Hooky」は比較的サイズが大きめなこともあって、マチは広げると約10cm強になった。とりあえずいろいろとモノを試しに入れてみたところ、お弁当箱と水筒、そして仕事用のノートや iPad くらいなら楽々収納できた。持ってないので試せてはいないが、「MacBook Air」も問題なく入ると思う。それほどモノを持ち歩かない筆者には充分なスペースといえる。ちなみに耐荷重が3kgまでという制限があり、あまり厚手のものを入れると見た目も崩れるので注意は必要だ。
早速これを持って出勤してみたところ、普段感じない人々の視線が突き刺さるのを感じた。少々気恥ずかしくもあるが、見るもよし持つもよし、これほど楽しい気分にさせてくれるバッグは他にない。いつも遊び心を忘れたくない諸兄に是非ともオススメの一品である。
内部も完全にイラストナイズドな外見。「Play Hooky」には iPad も入る | バッグ底面にファスナーを開くと「マチ」ができる |
実際にモノを入れるスペースは小さいが、弁当箱や水筒、ノートくらいなら入る。 | 実際に持ってでかけると衆目を浴びること必至 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
JUMP FROM PAPER「Play Hooky」 | JUMP FROM PAPER | 7980円 |
2012/2/6 06:00