セミオーダーできる「アクリ屋」で作ったディスプレイ台


アクリ屋ドットコムでセミオーダーした台

 最近、急にディスプレイ台が欲しいと考え始めた。というのも、職場で使っている二台のディスプレイが、片方が23インチのワイドディスプレイなのに対して、もう片方が15インチのちょっと古めのディスプレイと、大きさが全然揃っていないからだ。マウスカーソルを一方のディスプレイに持っていくとき、いちいち視線の高さを変えなければならないのは、小さなストレスとはいえ毎日となるとイライラしてきてしまう。

 せめてディスプレイの高さを揃えようと思って雑誌などを積み上げて置いてみた。確かに高さは合うものの、ディスプレイのスタンドと雑誌の大きさが合わずスペースが無駄な上に見栄えが最悪だ。しかし、既製品のディスプレイ台では、ちょうど良い高さのものが見つからない。しばらく思案した後、そうだ自分で作れば良いのだと思い立った。というわけで今回は、アクリル台をオーダーメイドできるサービス「アクリ屋ドットコム」(以下アクリ屋)と、ここで作成したアクリルのディスプレイ台をご紹介したい。

 アクリ屋は、株式会社さくら樹脂が運営している、その名の通りアクリル専門の販売店だ。アクリル板やアクリルパイプ等の材料加工のほか、アクリルケース、ポスターフレーム、コレクションケースなど、さまざまなアクリル素材の什器を取り扱っている。
 
 筆者が目を付けたのが「コの字ディスプレイ」のセミオーダーだった。アクリル板を曲げ加工して製作されるシンプルなディスプレイ台を、サイズや素材、色などを指定して注文できる。本来は店頭の商品ディスプレイ用のものらしいが、パソコンのディスプレイを置いてもよさそうだ。さっそくディスプレイの高さを揃えるのに必要な高さや幅を採寸し、いくつかのオプションを付けて発注してみたところ、わずか一週間でオーダーしたアクリル台が届いた。
 
 仕上がりは、美しいの一言だ。もちろん高さも大きさも、あつらえたようにぴったりである(あつらえたのだが)。オプションでマット加工を施したのも功を奏し、存在感の主張がほどほどなのも実に良い。コの字型なので下にティッシュボックスなどを置くこともできて、便利である。
 
 ひとつ不注意だったなと思ったのは、指定したアクリル板が少々薄手だったらしく、上にディスプレイを置くと板が少々たわんでしまう点だ。実際使う上では特に問題はないが、乗せる物の重さには注意したい。また、今使っているディスプレイ同士以外の組み合わせでは、無用の長物になってしまうのも地味に痛くはある。現状そんな可能性もないので見て見ぬふりをしてはいるが……。
 
 身の回りにちょっとした什器が欲しいが、ちょうど良い大きさの既製品がない。そんな時に、アクリ屋ドットコムをおすすめしたい。用途に合わせて作った一点ものの什器とくれば、それを使って飾るものに一層の愛着も湧こうというものだ。

色は「クリアー」、オプションで「両面マット」加工を施しホコリが目立たないよう配慮した。断面が惚れ惚れするほど美しい実際にディスプレイを置いてみると、あつらえたようにピッタリ(あつらえたのだ)。下にはティッシュの箱を置いている
「ディスプレイ台」セミオーダーの注文画面。mm単位で大きさを指定して発注できる

 

製品名製造元購入価格
コの字ディスプレイ(セミオーダー)アクリ屋ドットコム5099円

 

(TAG)

2011/10/31 06:00