ケータイカバーを甘あまフェイクスイーツに変身!


 最近すっかり「みまもりケータイ」に飽きた小学生の息子によると、クラスメイトには「みまもりケータイ」みまもりのような機能制限のある子供用でなくて、ふつうのケータイを持っている子供なんかも結構いてうらやましいらしい。なんでも、我が家から車でちょっと行ったスーパーセンター(大型ホームセンター)には、ケータイをデコるためのセットやパーツが売っており、「デコ用品」コーナーがあるんだそう。

 そんなに「デコ電」流行ってるの? と疑問に思い、行ってみたんですけどね、……ホントでした。ケータイにプラスチック製の宝石を貼り付けるきらきらジュエルシートや、金箔みたいなシールで雅の世界にいざなう蒔絵シールやら、ケータイを甘味の食品サンプルにするフェイクスイーツデコキットとかが、コーナーになって売られているんです。店員のお姉さんによれば、特にプラスチックジュエルやスイーツセットは最近よく売れているんだとか。ホントに小学生でも簡単にケータイをデコれるのか、試しに1つ買って、作ってみることにしました。

 今回買ったは、パジコという会社の製品でアキバアイドル・桜川ひめこさんという方プロデュースの「ひめスイーツデコ バッグチャーム&デコ電キット」というキット。お店のお姉さん曰く、必要なものは一式そろっているので、“入門用”にちょうどよいのだそうです……。

ケータイデコ入門者向けのセット『ひめスイーツデコ バッグチャーム&デコ電キット』ホイップからチョコ、スイーツパーツ作成用粘土や型、宝石パーツなど一式そろっているキットだ。

 

 家に帰って中身を確認してみると、ホイップクリーム代わりのシリコーンホイップ、同じくシリコーンのチョコペン。それから色つき紙粘土とスイーツの型。プラスチックジュエル(ピンクのハートや真珠っぽい飾り)なんかが入っています。これで、ホイップクリームとチョコペンでスイーツなケータイカバーを作ったり、スイーツストラップなんかを作れるのです。

 紙粘土を混ぜ合わせて型に入れると、簡単に直径2センチくらいのマカロンやクッキーなんかが作れます。また、ホイップとチョコペンはケータイを彩り、ここにさらにスイーツを載せれば、ケータイがまるでケーキのようなデコレーションが作れちゃうんです。

 そして、実際に作ってみます。スマートフォン「GALAXY S」のカバーを別途買ってきて、これをデコってみることにしました。作り方は、ふつうにケーキの飾り付けをするのと同じですね。ホイップにはプラスチック製の口金があって、これを取り付ければカバーの上にホイップクリームのようにシリコーンを塗れます。これでモリモリと盛り付けて……付属のジュエルやスイーツパーツを取り付け……チョコペンでチョコの飾りつけ。そう、チョコペンも中身はシリコンですが、お菓子のチョコペン同様に自由にチョコで書けます。やろうとおもえば「お誕生日おめでとう」でもなんでも書けそう。

シリコンをもりもりをスマホケースに盛っていきます。要領はケーキ作りと一緒、変わりませんスイーツパーツ載せて、キラキラジュエルも載せて、チョコペンでおいしそうに盛り付けていきます

 

 ……所要時間は4時間程度で、パーツを作るのに2時間、シリコーンなどで盛り付けるのに2時間というところでしょうか。モリッモリのスイーツデコができあがりました。すごい、ホントに誰でもスマホをスイーツ化できるんですね。私、ケーキの盛り付けなんてクリスマスに2回くらい手伝いをしたことがあるだけですが、楽々作業できました。しかも、なんか盛り付けてる最中楽しいです、これ。

できましたー。簡単だけど、大人がやっても意外と楽しいです、これ8月1日に紹介した「リラックマのケータイスタンド」に置いてみました。スマートフォンとスタンドというより、もはやケーキを抱いたリラックマにしか見えない……(苦笑)

 

 ちなみに、キットに入っているパーツの分量ですが、ケースを1個のケーキにした場合、シリコンホイップは使い切り、そのほかのいろいろな物はちょっと残る感じです。お店のお姉さん曰く、最初にキットを買っていって、後から追加でシリコンだけ買ってどんどんいろいろ作ってみる人も多いんだとか。

 作ったケースが実用的どうかとかはともかく、確かに楽しく、簡単に、自分のオリジナルなスイーツデコ電を作ることができます。小学生でも確かにできるでしょうねー。世間の流行ってやつに少し感心してしまった私なのでした。作るのは、思ったより、ホント簡単ですよ。

 

製品名製造元購入価格
ひめスイーツデコ バッグチャーム&デコ電キットパジコ3675円

 

 

(大和 哲)

2011/10/11 06:00