PCにトラックパッドの快適性をプラス「Wireless Touchpad」
「Logicool Wireless Touchpad」大きさは電卓程度 |
先だってAppleから発売されたMagic trackpadは、スタイリッシュな外観とマルチタッチによる機能性で一躍人気商品となったが、Windows機で使用できないので購入できずにいた。そこにLogicoolから対抗商品が発売されたので早速購入したので紹介したい。
「Logicool Wireless Touchpad」は、パソコンのポインティングデバイスとして機能する。表面をなぞるとそれに追従してカーソルが動き、タップすればクリック/ダブルクリックができる。ノートパソコンのキーボード下に付いているトラックパッドと同様だが、マルチタッチに対応している点で差別化されている。
例えば指を2本あてて上下に動かすと、マウスのスクロールホイールと同じ働きをする。指3本で左右に動かせばブラウザなどで進む/戻るボタンと同様の動きをする。指4本ではウィンドウの移動や切り替えができるようになっている。操作は直感的に理解でき、数十分も使うと動作を憶え、反応も良好だ。ノートパソコンのトラックパッドに比べ面積が広いので、広い画面での移動も苦にならない。
AppleのMagic trackpadと異なるのは、ピンチ/スワイプの動作に対応していない点だが、これはOSレベルでの対応も必要になってくる話なので、仕方ないところだろう。残念なのは、パッドの全面が認識されるMagic trackpadに対し、この製品は内側の線の枠内しか使えず、縁のギリギリまで移動できない点だ。個人的にはこの枠を無くして製品自体を一回り小さくしてくれたら嬉しかった。
また、Magic trackpadとはもう一点異なる所がある。パッド下部に左右クリックのハードウェアボタンがある所だ。Windowsで使用するには右クリックは多用するし、ファイル移動の際などに左クリックボタンがあると操作しやすい。この辺りもOSの違いが設計に表れている。
一点注意が必要なのは、Windows 7のみに対応している点だ。購入の際は気をつけて欲しい。マウスを移動させる場所がなくなる分、省スペースになり、かつそれだけではない利点も秘めた一品だ。
四隅に区切られた枠内が、操作に反応するエリア | 単三電池2本を使用。約4カ月稼働するという |
パソコン側の受信機はUnifyingレシーバーで、他のUnifying対応製品があれば1個のレシーバーで併用出来る |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Logicool Wireless Touchpad | ロジクール | 4980円 |
2011/10/7 06:00