USBメモリーも新しい「USB 3.0」対応に


USB 3.0に対応したバッファローのRUF3-Kシリーズ

 USB 3.0を搭載したパソコンを買ってから、USB 3.0を使ったのはメモリカードリーダーのみ。せっかく新しい規格なのだから、できればもっとUSB 3.0を使ってみたい。ちょうど容量の大きめのUSBメモリーが欲しいと思っていたこともあり、USB 3.0のUSBメモリーを購入してみた。

 買ったのはちょうど出たばかりの新製品、バッファロー「RUF3-K」シリーズの16GB。普及価格帯で、プラスチックのシンプルな外装を持つシリーズだ。筆者はUSBメモリーに高級そうなデザインは求めていないので、USB 3.0対応かつ安価であるRUF3-Kシリーズはまさにピッタリの製品だ。

 RUF3-Kシリーズは、見た目は何の変哲もないUSBメモリーだが、コネクターの青い部分でUSB 3.0であることが分かる。USBはもともとコネクタの裏表がわかりにくく、挿し込む前に上下を確認することが多いため、ちょうど確認するところがUSB 3.0を示す青色なのででわかる人にはすぐわかってもらえる。

 データをやりとりするときに、人にUSBメモリーを渡して「あ、これUSB 3.0なの?」なんて反応が返ってくれば、新型USBメモリーを買ったうれしさを感じる瞬間といえよう。

 実際に使ってみると、普及価格帯ながら速度重視をうたう製品だけに十分に高速。データの転送速度が速ければ高解像度動画の持ち運びなどでも時間が短縮できる。メモリーのアクセス速度が速いので、USB 2.0のポートで使っても高速性能は活かされる。

 しかし、使い始めてひとつ重大な問題に気づいた。筆者はまだUSB 3.0搭載パソコンはデスクトップPCしかないのだが、USB 3.0ポートは前面にはなく、パソコンの裏側にあるものがほとんどだ。使うたびに挿すときと抜くときの2回以上は後ろ側に回りこむ必要がある。そのためにUSBメモリーの抜き差しだけのためにパソコンの裏側に回りこむのも面倒で、結局、面倒に負けて前面にあるUSB 2.0ポートに挿すことが多くなってしまった。

 このままではせっかくのUSB 3.0がもったいない。3.0対応の延長ケーブルを買って手前で抜き差ししやすくするか、前面USBが3.0対応になるよう、パソコンを改良することを検討したい。

青いUSBコネクターが5Gbps転送対応のUSB 3.0であることの証!USB 3.0での速度計測はこのとおり高速
メモリーが高速な構造なのでUSB 2.0に接続しても少し高速だ問題はUSB 3.0はパソコンの後ろ側にしかないこと。毎回ここに挿すのは勘弁してほしい

 

製品名製造元購入価格
RUF3-K16G-BKバッファロー3280円

 

(江須田)

2011/8/16 06:00