コンセントで直接充電できるソニーのUSBバッテリー「CP-A2LS」
ソニーのUSBバッテリー「CP-A2LS」 |
ここ数年、USBで充電する機器が多くなり、USBバッテリーというジャンルの製品も多数、市販されるようになった。中でも自分の周囲で急速に普及しているのが大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、USB本来の500mAを超える電流を出力できるバッテリー。大電流タイプでないとiPadやバッファローのWi-Fiモバイルルーターは充電できないことがあるからだ。
筆者はすでにサンヨーのeneloop mobile booster「KBC-L2BS」を持っているが、1点だけ不便に思うことがあった。充電はUSBポートと付属のACアダプターから行えるのだが、パソコンのUSBポートは他にも充電する機器があるので埋まっていることが多く、結局mobile booster充電用のACアダプターを引っ張りだしてばかりで、面倒に感じていた。
そこで、ソニーから出たのが「CP-A2LS」と「CP-A2L」。充電器が一体化できるのでまとめて持ち運びしやすく、コンセントがあればすぐ充電できるバッテリーだ。型番は2種類だがどちらも全く同じ製品で、販売チャネル(売り場?)によって型番が違うらしい。そこは大人の事情なので使う側としてはあまり関係がなく、先に入荷していた「CP-A2LS」を購入した。
CP-A2LSのバッテリー容量は4200mAhで、サンヨーのKBC-L2BSの5000mAhバッテリーには及ばない。しかもCP-A2LSは専用充電器以外は充電できず、充電はコンセントからのみ。しかし、使い方によっては充電器と一体化させたコンセントから充電する機会は増えるし、実売価格では、大手家電量販店ではCP-A2LSが2割以上安いので、トータルでは互角ではないだろうか。
また、CP-A2LSのメリットとしては残量表示がわかりやすい点もある。オレンジ色のLEDによる容量目盛は直感的にわかりやすく、充電が必要どうか判断しやすい。
使い始めると、充電器一体型は持ち運びしやすく、いつでも充電しやすいということに尽きる。出先や会社などでコンセントが借りやすい環境の人や、USBポートがなかなか余っていないという人にはおすすめのUSBバッテリーではないだろうか。
パッケージには合体したバッテリーと充電器が入っている | このカタマリを持ち歩けば、充電と使用とどっちもできる |
コンセントは充電器側に収納されている | 分離するとバッテリー側の端子がシャッターで覆われて電極が露出しない仕組み |
バッテリーの残量がオレンジ色のLEDで4段階表示される。写真は2つ点灯 | 通常のUSBポートでは充電できないWiFiモバイルルーターも充電できた |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
CP-A2LS | ソニー | 4480円 |
2011/4/26 06:00