運動しながら音でアドバイスが受けられる「カラダトレーナー」


一見すればヘッドホン

 健康がため、最近暇をみつけては走るようになった筆者。走るなら、せっかくだし何か走るグッズはないものかと捜したところ、セガトイズの「カラダトレーナー」なるヘッドホン型の製品を発見。歩数計とは別物のようで面白そうだし、値段も手軽だし、セガだし(?)ということでこれを購入した。

 なぜ運動補助器具がヘッドホン型の形状かというと、耳たぶから随時センサーで脈拍数を測定し、さらにヘッドホンからリズミカルな音楽が流れるだけでなく、調べた後の脈拍数から「リズムに合わせてもっと弱く運動してください」「リズムに合わせてもう少し強く運動してください」とヘッドホンから音声でアドバイスするためだ。

 ヘッドホン型の本体の片側には単4電池の電池ボックスがあり、もう片側にはボタンが3つ配置されている。このボタンで「ウォーキングプログラム」「ジョギングプログラム」「エアロビクスプログラム」「体力テストプログラム」の4つのプログラムの選択や、各種プログラム利用者の年齢の設定や、プログラムのスタート・一時中止や、プログラムの利用時間の延長などが設定できる。

 本体の利用手順だが、まずは体が落ち着いた状態で電源を入れ、モードの選択と利用者の年齢を設定し、本体を装着し耳たぶにセンサーをつける。筆者はもっぱらジョギングプログラム。安静時の脈拍数を無事に計り終えた後は、音声指示に従いウォーミングアップを開始。じわじわと脈拍数を上げるようにジョギングする。そしてエクササイズに入り、脈拍数を高すぎず低すぎないほどに、音声指示に従い調整しながら走り、ちょうどいい脈拍数の状態を15分間キープした後、脈拍数を落とすクールダウンに入る。

 あらゆるオトナ世代の健康維持を支援するという製品であり、有酸素運動をサポートする製品なので、一般的な大人にとって無理のない運動を指示される。ランニングでもゆーっくりジョギングするんですな。普段運動をしていない人は「無理のない運動で気持ちいい」となるかもしれないが、「マラソンやってます!」という筆者がジョギングモードにすると「もっと速く走りたいのにー」とウズウズしてしまう側面も。

 「カラダトレーナー」は、どちらかといえば、運動をしていなかった人が運動を始めて健康になるための一品だろうか。発売から時間が経過しているので、安い値段で買える場合もあるだろう。

こんな感じで耳たぶに装着筆者にとっては年齢通りだと軽い内容なので、若く設定する場合も

 

製品名製造元購入価格
カラダトレーナーセガトイズ980円

 

(山谷 剛史)

2011/4/25 06:00