鏡や鍵などとの“バッグ内同居”を実現する柔らかいカバー
柔装飾カバーの「透し津波<藍>」バージョンを付けたPSP |
世の女性にとってバッグというアイテムは、意外に悩みの種となる存在ではなかろうか。服装、あるいはTPOに合わせてバッグを変える回数は、明らかに男性よりも多いだろう。毎日がカジュアルフライデーという筆者でも、たまには“失礼に当たらない程度”にキレイな服を着る必要に迫られる。問題は、服に合わせてキレイ目なバッグを選ぶと、基本的に小ぶりサイズ、かつ内ポケットがほとんど無いことだ。
何が困るって、自宅の鍵、ケータイ、手鏡といったお出かけ必需品に加えて、PSPやニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機を、すべてバッグ内に収めねばならない。歩くたびに金属のぶつかる音が聞こえ、「鍵とゲーム機がぶつかって、本体に傷がついたらどうしよう……」と心配でたまらなくなる。各アイテムをポーチにいれるという案も一度は試みたが、かさばる上に重量も地味に増加。小ぶりなバッグで外出する際の解決方法にはまったくならなかった。
そこで購入したのが「和彩美―WaSaBi―」の、「柔(やわらか)装飾カバー」だ。和彩美は和柄のデジタル機器カバーが人気のブランドで、PSPやiPhoneといった携帯ゲーム機、スマートフォンをはじめ、Xbox360、Wii、iPad向けなど幅広いラインナップを展開している。
柔装飾シリーズはシリコン製のプロテクトカバーで、その名の通り手にしっとり吸い付くような柔らかさが気持ちよい。PSPのカバーは全面を包みこむようなデザインで、ディスクカバー部分には切れ込みが入っており、カバーをつけたままでUMDの出し入れが可能。アナログパッド、マイク、スピーカー部にはちゃんと穴が開いている。方向キーは丸く盛り上がったカバーですっぽり覆われているが、キーが押しにくいといったことはないと感じた。アクション性の高いゲームのプレイも大丈夫。むしろシリコンのおかげで、キーやボタンを連打した時のカチカチッという耳障りな音が低減された。何より、どんなバッグでも気にせず、荷物をぽいぽい放り込めるのがうれしい!
ホコリや手の脂が本体に付くのが嫌な人にも、和彩美のカバーはオススメ。女性向けの愛らしい色・柄物が中心だが、鳥獣戯画や風神雷神、葛飾北斎の赤富士といった男性が持っても違和感のない、渋めのデザインも多数用意されている。
また、柔装飾カバー以外にも本体に直接貼る彩装飾シート、アルミニウムでがっちり保護する鋼装飾カバー、着物のように鮮やかな布でゲーム機を包む巾着、手提げポーチなどもあり、好みに合わせて色々選べるので一度公式サイトをのぞいてみてほしい。
背面は葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のデザインだ | UMDドライブ部には切れ込みがあり、蓋の開閉はカバーをつけたまま可能 |
POWERランプは透けて見えるので、電池残量を知らせる点滅を見逃すことはない | カバーが操作の邪魔になることはない。“モンハン持ち”も可能 |
バッテリーを取り替える時だけはカバーを外す必要がある。最初の頃はシリコンがちぎれやしないかとビクビクしたが、意外によく伸びるので心配無用。蜜柑の皮でもむくように、指をいれて本体からツルンと剥がせばよい |
同じ柔装飾カバーシリーズの、iPhone 4用(左)とニンテンドーDSi用(右)。どちらも柄は「流水に桜<紅>」。気が付けば身の回りは和彩美製品だらけの筆者 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
和彩美 柔装飾カバー(透し津波<藍>)For PSP-3000/2000 | ゲームテック | 2100円 |
和彩美 柔装飾カバー(流水に桜<紅>)For iPhone 4 | ゲームテック | 2520円 |
2011/4/4 06:00