緑のない寂しい机上で作業を続けている諸兄に「グラス ペンスタンド」


「グラス ペンスタンド」は、昨今流行のミニ鉢植えのようなパッケージで売られている

 筆者の住む東京下町では、行政の自治体が整備した歩道脇の花壇以外にたくさんの植木鉢が軒先を飾っている。公共の道路上にある植え込みや花壇を近隣住民が勝手に拡張して良いかどうかは意見の分かれるところだが、長年にわたって認知を得たお目こぼしなのであろうか。

 一方で、植物に水をやったり、鉢植えをお天道様に当てたりする時間もなく、自宅もオフィスも書類やハードウェアが散在して、机の上も殺風景という人も少なくないだろう。

 しかし、細かな書類を長時間チェックしたり、ネットアクセスのために長時間液晶ディスプレイの細かな文字や映像を追いかけることは、きわめて眼に大きなプレッシャーを与えて、疲労蓄積の大きな要素となる。そんな時、机の上にたとえ小さくても緑の観葉植物があれば、しばし眺めて眼を休め、疲れを癒して再度やる気を呼び起こしてくれるだろう。

 そんな忙しい現代人にピッタリの、世話いらずのグリーンで、なおかつ実用的な機能も兼ねるモノが存在する。

 「グラス ペンスタンド」は、種類はわからないが、丈の長い芝生のような人工草が生い茂った小鉢だ。1本1本はか弱くても密生した草は、そこそこ重量級のペンも簡単に垂直に支えてくれる。一般的なペン立てのように、中に収納したペンが周囲にもたれかかったり、一方に偏りペン同志が擦れあったりして傷つける確率がきわめて低いことはありがたい。

 右利きの筆者は、グラス ペンスタンドを自分に最も近い机上の右側手前に置き、通常よく使うペン類を数本差して毎日活用している。机上のアクセントとして使用するなら、筆者のようなワンポイント的使い方が効果的だろう。

 机の上の大改造を検討中で、ペン立てもその改善対象物なら、この際、すべてのペン立てをグラス ペンスタンドに交換してみるのもアイディアだ。6個直線的に並べても、3個2列に配列しても、使い勝手は1個よりも遙かに向上するだろう。グラス ペンスタンドはイミテーションの植物ではあるが、殺風景な机上を最小限の努力で明るく楽しく変化させてくれるアイテムだ。

植物は同じだが、鉢はグレーとホワイトの2種類がある。ペンは、草にホールドされて隣のペンとは接することなく自立してくれるスレート端末が増えても紙の効用は変わらず、ペンは今後も長い人類の道具だ

 

商品名実売価格購入場所
グラス ペンスタンド800円新丸ビル クオミスト

(ゼロ・ハリ)

2010/9/15 06:00