ビームライフル風？ のかっこいい掃除機

胴体は太めだが、取り回しは軽い。「ゴトラタン」的なカラーリングが魅力的

　先日、6年程使ってきたスティック型サイクロン掃除機が壊れゴミを吸い込まなくなってしまった。やむを得ず新しい掃除機を購入したが、これがめっぽう格好よかったので紹介したい。

　シャープのEC-ST11はスティック型サイクロン掃除機で、消費電力790W、吸い込み仕事効率330Wという性能だ。吸い込み仕事効率の値が大きければよりパワフルに吸塵できるのだが、この330Wという数値はキャニスタータイプ（本体からホースが伸びるタイプ）に比べれば弱いものの、競合機種内では平均的な数値だ。

　特徴的なのはオプション機能。合体分離機能と呼んだ方が格好いいかも知れない。まず、グリップを握って本体から引き抜くと、細長いノズルが姿を現す。細かいところの掃除用なのだが、先端にブラシが付いているのでホコリを落としながら吸い込むことができる。エアコンなど高いところの掃除にも便利だ。更に、グリップ部分が分離するようになっており、面積の広いブラシで払いながら吸い込める。これらオプション機能全てが本体に内蔵されており、どこかから取り出してきて装着する必要がないため、掃除効率の向上に貢献している。

　とはいえ、競合機種に似たような機能が付いているものもある。この機種を選択した理由は先端に付いているブラシの便利さと、何を置いてもそのデザインだ。“ビームライフル”のようなデザインに一目惚れしたのが最大の理由だ。ルビーレッドという掃除機らしからぬカラーを選択したが、その色合いも相まって「Vガンダム」に出てくる敵モビルスーツのビームライフルのような趣きを……っと、これ以上はマニアックな話になりそうなので止めておこう。ともかく、分離合体という一見奇抜なギミックを備えながらも効率のよい便利な一品だ。

ノズルを胴体から引き抜くと細かいところの掃除ができるが、ビームライフルにしか見えない	更にノズル部分が分離して、面を払いながら吸い込むことができる

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