一目見て衝動買いした「米FOSSIL社の腕時計」


 “衝動買い”でモノを買うとき、対象物を認知して視神経を介して脳のどの部分に“欲しい欲しい光線”が届いてまた決定するのか、筆者には詳しいところはわからない。しかし、筆者が衝動買いするときのスピードはどうも大脳までシグナルが届かずにどこかでバイパスされている感じがする。

 仕事の合間に偶然できたフリーな時間に渋谷のロフトを久しぶりに覗いてみた。ロフト各店では、“オンタイム”という腕時計ショップがテナントとして入っていることが多い。このショップはディスカウント価格ではないのだが、店の名前に恥じないようにか、常に新しい商品がオンタイムで揃えられているところが素晴らしい。

 そんなオンタイムでショーウィンドウに飾られている米FOSSIL(フォッシル)社の腕時計にまたもや自然に目がいってしまった。FOSSIL社製の“腕時計型日時計”が我が家では自宅の壁を飾っており、どうも筆者の好みと波長が合ってしまうのが、FOSSIL製品の難点だ。

腕時計型日時計(右)に続いてまたしてもハマッてしまったFOSSIL社の腕時計ちょっとオールディーズなテイストのモノと相性が良いようだ

 今回ハマッた腕時計は、FOSSIL社の「WATER WATCH」と呼ばれるモデルで、二層ガラス構造になった文字盤の表層側にジェル状の液体が封入されている。腕時計を見る時の腕の動作に合わせて、腕時計の主要なパーツである2個の歯車、ガンギ車、短針や複数のビスなど全部で6個のパーツが、ジェル状液体の中を無重力空間のように浮遊する。

 モデルにより、ジェル状の液体が青や赤に着色された商品もあるが、筆者は最もノーマルな透明ジェルの腕時計を購入した。将来的には、安くなったLEDを光源に使ったレインボーカラーの商品なんかも期待したくなる。

 二重構造の下層にある白い文字盤だけを見れば、ほとんど何の変哲もない、ただただ真面目に時刻を刻んでいく標準的な腕時計だが、上層の、あやふやに、ゆっくりと浮遊するパーツを眺めていると、どことなく心が落ち着くのはなぜだろう。またもやFOSSILマジックに引っかかってしまった。

気泡が少し気になるが、これがないと動きがなくなってしまう腕時計の細かなパーツが腕の動きに応じて浮遊する感覚は抜群だ

商品名実売価格購入場所
FOSSIL モデルJR99491万1550円渋谷LOFT オンタイム


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(ゼロ・ハリ)

2010/2/4 06:00