日本に一時滞在する人に嬉しい「ドッチーカ」
日本通信の「ドッチーカ(Doccica)」 |
筆者は仕事上、1年を通して日本よりも外国に滞在している時間のほうがずっと長い。日本に戻った時も、1週間や1カ月などとにかく滞在期間が短い。中国や東南アジアに生産がシフトしているというご時世、筆者のように日本人であっても海外の事業所などで働く人々は結構いることだろう。そうしたビジネスマンならば、日本国内に戻ってもノートパソコンを携えて出張する機会というのは多いのではなかろうか。しかし、短い日本滞在のためだけに携帯電話やデータ通信端末を契約し月々の料金を払うのはためらわれる。
日本通信の「ドッチーカ(Doccica)」は、ありそうでなかった、プリペイド式の日本国内向け3Gデータ通信端末だ。携帯電話でもキャリアがプリペイドケータイを提供しているが、データ通信端末では初の1000円単位でチャージできる製品となる。最初から5000円分チャージされており(3G利用の場合1分10円なので500分利用できる)、実勢価格は1万5000円以内だ。
これに対し、従来からある「b-mobile 3G」という別の製品は、150時間分の前払いで利用するもの。実勢価格は4万円で、480日以内で150時間分利用できる。日本に戻る期間の長さにもよるが、筆者のように一回の帰国で1週間~1カ月程度の場合、ドッチーカのほうが料金プランに無駄がないと考えた。
カバーエリアはドコモの3Gを利用しているので全国ほぼ全てをカバーする。また「ホットスポット」「FREE SPOT」など公衆無線LANスポットもドッチーカを通して1回300円で利用できる。
利用には、製品購入後に携帯電話で開通手続きダイヤルに電話をかける必要がある。とすれば筆者のような境遇の人が気になるのは、プリペイドケータイで、開通手続きができるかどうかだが、これも筆者が持っていたauのプリペイドケータイで問題なくできた。ついでにこの開通手続きダイヤルは英語も用意されているので、日本語ができない外国人も開通手続きはできるようになっている。とはいえ、パッケージも説明書も日本語だけなので外国人には少しハードルが高いような気もする。
世界を飛び回り、あまり日本のオフィスや自宅に戻れない人に、ドッチーカはお勧めの一品だ。
1000円単位でオンラインチャージが可能 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ドッチーカ | 日本通信 | 1万3320円 |
2010/2/3 06:00