本日の一品
渋い“大人”の、カメラ・スマホ向け指出しグローブ「Grip Hot Shot」
2017年2月15日 06:00
指出しグローブといえば、自分の腕を押さえながら「クッ! 静まれ! オレの邪気眼……ッ!」的な中学二年生的物語をイメージしてしまう人もいるかもしれないが、今回の「カメラマングローブ Grip Hot Shot」は、そんなものとは無縁の、ブラックが渋い大人の雰囲気のカメラ向けグローブだ。カメラだけじゃなく、寒い日のスマートフォン操作にも大活躍する。
素材は主に、肌触りの良い柔らかなポリエステル。手のひら側は全体的に滑り止めになっていて、少し厚みを感じる。オールブラックで、ともすれば“渋さ”も感じる手袋だが、親指と人差し指の2本分だけ、先端を開閉できる指出し構造になっているのが特徴だ。
とりあえずなんらかのグローブをはめていれば、屋外でカメラ撮影する際、寒さの厳しい日でも手を暖かくしたままシャッターを切れるわけだけれど、分厚いグローブ越しだとシャッターを押す指先に違和感を覚えるもの。カメラ手前側のボタン類を操作する時も、グローブをしたままでは誤操作が増えがちではないだろうか。
Grip Hot Shotなら、シャッターを押す人差し指と、カメラ手前側のボタンを操作する親指の先端をオープンすることができ、グローブを取り外すことなく、手の大部分が暖かいまま快適にカメラを扱える。この指先の開閉できる部分はタッチパネルの操作が可能な素材でできており、タッチパネル搭載のデジカメであれば、指先をクローズして完全にグローブをはめたまま撮影できる。
もちろんスマートフォンを操作する時にも、このグローブは役に立つ。寒風吹きすさぶ駅で電車を待つ間、他の人がポケットに手を突っ込んで震えている時でも、Grip Hot Shotがあれば余裕でツイートできるのだ。指先は閉じていても操作できるが、やはり正確にタップするためにはオープンして使いたいところ。iPhoneなどの指紋認証機能を備える端末でも、指先オープンでスムーズにロック解除できるのがありがたい。
防寒性能は、気温一桁台のスキー場で雪を集め、大人1人ギリギリ入れるくらいの“かまくら”を完成させるのに、手がしもやけにならない程度には高い。ただ、サイズについては注意したいところ。筆者の手はやや大きめなので普段はLLサイズ以上を使うのだが、このGrip Hot ShotはS/M/Lの3サイズのみ。なのでLサイズを選んだわけだけれど、サイズがぴったり合っていないせいなのか、指先を閉じていてもなんとなく隙間ができて親指と人差し指だけうっすら涼しい感じがする。
でも、これ1つで普段の防寒も、屋外での撮影も、スマートフォンの操作もカバーできるのはやっぱり便利。グローブごしだと落下させやすいスマートフォンを、滑り止めのおかげでしっかりつかんでいられるのもポイントだ。関東地方はやや暖かくなってきた気もするが、まだもう少し寒い日が続くだろう。安全に、暖かくカメラやスマートフォンを使いたいなら、必携のアイテムと言える。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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カメラマングローブ Grip Hot Shot | ケンコー・トキナー | 3920円 |