本日の一品

モンスターハントもはかどる? ボール型のモバイルバッテリー

ハンマー「ミョルニル」型モバイルバッテリーにも負けない迫力のマジックボール(左)

 限りなく多機能化するスマートフォン、気になるのは電池持ちだろう。以前はマニアックなモバイラーだけが持ち歩くアイテムだったモバイルバッテリーは、スマホを使う多くの人に重用されるようになってきた。

 そんなモバイルバッテリーは、方向性も多様化している。実用性に配慮した商品は、リトラクタブルなACプラグを格納したタイプや、給電用のmicroUSBケーブルなどと一体化したものなどがそろっている。他方で、きわめてコンパクトなミニマルデザインを突き詰めた商品や、非常時のために防災グッズとしても使える製品などもある。

目的特化型で、大小ある真面目なUSBモバイルバッテリー
筆者のコレクションで最もデザインコンシャスなのは、照明インテリアとしても秀逸なミニ・ルミオプラスだ

 今回ご紹介するモバイルバッテリーは、実用一点張りでなければデザインコンシャスでもない、筆者の一番大好きな、一見して無駄が多い面白ガジェット系の商品、その名も「マジックボール」だ。

 机の引き出しを開けたら30個はモバイルバッテリーが出てくるくらい、コレクターな筆者。単1乾電池そっくりのUSBモバイルバッテリーや、マイティー・ソーの持つハンマー「ミョルニル」を彷彿とさせるハンマー型モバイルバッテリーなど、変わり種を揃えている。台北で手に入れた「マジックボール」は、そのハンマーにも決して大きさでも目立ち度でも引けを取らない。流行の「ポケモンGO」を彷彿とさせるモンスターボールのようなデザインだ。

今も愛用している乾電池型とハンマー型USBモバイルバッテリー
マジックボールはストラップとmicroUSBケーブルが付属する

 「マジックボール」には、ぶら下げるためのストラップ、充電用ケーブルが付属する。容量は10000mAhと必要十分だ。本体重量は200gほどで、スマホやタブレットに対して5V/1.5Aの出力で給電できる。Galaxy S7 edgeやiPhone 7 Plus、iPad Proに実際に試してみたが、問題なく給電できた。給電するときは、ボールの内部がぼんやりと光る。

本当に10000mAhあるかどうかは神のみぞ知る
本体充電用とスマホへの給電用の大小USBポート。左の小さな角丸ボタンはバッテリー残量を知る時に押すボタン。残量は右側の小さな4つの穴に残量に応じたLEDが点灯
使用イメージはこういう感じになるが、大抵のスマホは小さく見えてしまう
これを背中にしょって、チカチカするLEDクリスマスケーブルで手元のスマホに給電しながら夜の街を徘徊すれば完璧だ

 マジックボールの使い方はただ1つだろう。バックパックの外側の目立つ場所にマジックボールをぶら下げ、引き出したケーブルをスマホに接続し、夜の街を徘徊することだ。スマホの強烈な液晶バックライトがポケモントレーナーの顔を明るく照らし、背中のマジックボールもぼんやりと怪しく光る。これぞポケモントレーナーの理想的ハンティングスタイルだろう。マジックボールとスマホを接続するUSBケーブルに、LEDイルミネーションの入っていればもう完璧だ。

製品名販売元購入価格
マジックボールUSNモバイルバッテリー2000円程度