本日の一品

暑い夏も「汗とおる君」でスッキリ

 今年も暑い夏がやってきた。暑さそのものもきついのだが、比較的汗かきな筆者がつらいのは、汗をかいた状態で冷房の効いた部屋に入ってしまったときの不快感だ。

 特に、リュックサックやデイパックを背負ったときの背中の濡れ具合はきつい。普段はそれを避けるためにもショルダーバッグを使っているのだが、荷物が多いときなどはリュックサックを使っているので、その時はなるべく短時間でも荷物を下ろして風を通すようにしていた。

「汗とおる君」と 13インチのMacbook Air

 今年も背中がびしょびしょになる季節がやってきたなー、と思っていたところに友人が紹介してくれたのが、「汗とおる君」だ。その機能や仕組みはシンプルで、熱がこもる背中に隙間を空けて風を通すというものだ。以前似たような機構がついたリュックサックが販売されていたのだが、あまり売れなかったのか、今はない。一方、この「汗とおる君」は汎用品なので、自分がすでに使っているリュックサックに取り付けられるのがうれしい。

構造部分の拡大

 ぱっと見ると固そうで、背中に当てると痛そうに思えるが、柔らかい素材と構造でできているために、背負っても違和感はほとんど感じなかった。固定する位置によっては当たって痛く感じられるところもあったのだが、後述する固定方法を調整することで、痛くない位置に動かせる。

ひもはストラップを通してストッパーで固定した

 取り付けは、プラスチックの枠に取り付けられている紐をリュックサックのストラップに通してからストッパーで止めるだけと簡単。ただし、説明書で指示されている方法だとストラップがねじれてしまってよくなさそうなので、枠をリュックサックの背中に置いてからひもを通して取り付けた。ストッパーでひもを止める位置を調整することで背負った状態で枠のどこが背中に当たるかを調整できるので、一度背負ってみて調整して、さらに荷物を入れて調整してやっと問題ない位置を見つけることができた。

リュックサックに取り付けた状態。このリュックサックはかなり大きく、背面全体を覆うことはできなかった
背負った状態でも2cm程度空間ができる

 そして、肝心な冷却性能を書いておこう。買い物に使っている大きめのリュックサックに取り付けて買い物に出た。背中に異物感がなかったので途中「汗とおる君」の存在をすっかり忘れていたのだが、自転車に乗って走り出すと、急に背中が涼しくてびっくりしてその存在を思い出したのだった。

 しかし、リュックサックが「汗とおる君」より大きいため完全にリュックサックと背中が接触することは防ぐことはできない。そのため、汗を全くかかなくて快適というところまではいかなかった。それでも背中が汗でびっしょりだったことを考えれば、かなり快適になるのは確実だ。デメリットとしては、リュックサックの上げ下ろしの時に「汗とおる君」を壊してしまわないように気を遣う必要があることだろうか。壊れて背中に突き刺さるようなこともないと思うので、多少気をつけて扱えばよいのだろうと思う。

 これからの夏、どのくらい効き目があるか楽しみにしている。汗で苦労している方は試してみてはいかがだろうか。

製品名販売元購入価格
汗とおる君はが建築社1500円