てっぱんアプリ!

鉄道の混雑・遅延もソーシャルに把握する「こみれぽ」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: こみれぽ
開発者: NAVITIME JAPAN CO., LTD.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 2.2 以上
カテゴリ: ナビ

 地図アプリや天気予報アプリなどでは、ユーザーから寄せられた情報を扱うソーシャル的な要素を取り入れる動きがここ数年で広がったが、いよいよ鉄道の運行状況にも本格的にソーシャル機能が用いられるようになった。それが「こみれぽ」だ。

ユーザーからの鉄道運行に関するレポートが集まる「こみれぽ」

ユーザーによる混雑、遅延のレポートをチェック

 「こみれぽ」は、日本全国の鉄道路線に対応する運行情報アプリ。駅や車内の混雑、運行遅延などの状況を知ることができるようになっている。大きなポイントとなるのは、それらの情報がアプリ開発元のナビタイムではなく、ユーザーらの実体験に基づいたレポートによるものだということ。

 他のユーザーが乗り込んだ車両の混雑具合がどれほどなのか、遅延がどれくらい発生しているのか、その原因となるトラブルはなんなのかなど、大まかな指標とコメントでグラフィカルに表示され、ひと目でわかりやすくチェックできる。

混雑状況や運行状況はアイコンでわかりやすく表示
どこの路線がどんな状況なのか、コメント付きで詳しく把握可能

現在地周辺にある路線の混雑をすぐに知る

 たとえば、車両の混雑状況であれば“余裕で座れる”から“乗れない”まで6段階で示され、遅延については平常運転、遅れの程度、一時停止、運休・見合わせといった数段階で表される。該当する駅と方面、投稿時刻も表示され、いつ、どの鉄道がどんな状況なのか、一覧でパッと確認できるわけだ。

 今いる場所周辺の鉄道路線の状況をすぐに表示できるので、駅に向かっている時にチェックして使用路線や乗り換え方法を考えたり、混雑時に最も空いていそうな車両を見つける時にも役に立つ。もちろん自分がよく利用する駅、路線をあらかじめ登録しておく“My路線”と“My駅”機能も用意されていて、通勤・通学時前に手早く確かめたい時にも便利に使える。

“普通に立てる”だと、座れないがそれほど混雑していないことを表す
“乗れない”だと、何本かやり過ごさないと乗れない可能性が高い。駅ホームも混雑していると思われる
今いる場所周辺の駅、路線の状況を自動で表示してくれる
“My路線”や“My駅”を登録しておくと、後からすぐに参照できる

文字入力なしでも投稿できる、超簡単操作!

 ユーザーの投稿によって成り立っているサービスなので、単に情報をチェックするだけでなく、自分から情報提供することも大切だ。駅や路線の指定は現在地から自動判定して選択でき、乗り込んだ車両、混雑や運行状況も簡単なタッチ操作で指定できるので、簡単だ。

 必要に応じてコメントを記入したいが、このコメントもボタンをタップしていくだけで、“急行”や“信号機故障”といったキーワードを一発で入力できるので、よほど特殊な状況でもない限り(あるいは個性的に表現したいと思わない限り)手間をかけずに投稿できるだろう。

 台風の季節や雪の降る冬には、電車の遅延も発生しやすい。自ら進んで投稿して盛り上げ、いざという時に有用な情報が多く集まるよう仲間を増やしておきたいところだ。

投稿画面。文字入力はほとんど必要ない
コメント部分も決まったワードであればボタン選択で入力していける

日沼諭史