てっぱんアプリ!

「ツーリングサポーター」で最高のバイクツーリングへGO!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: ツーリングサポーター
開発者: NAVITIME JAPAN CO., LTD.
価格: 無料(有料オプションあり)
対応OS: Android 2.2 以上
カテゴリ: ナビ

 クルマとは違い、その場の景色や空気を肌で感じ取れるバイクだからこそ、それをサポートするツールはできるだけ邪魔にならない方がいい。そんなバイク乗りにぴったりのナビアプリが「ツーリングサポーター」だ。

シンプルな矢印でナビしてくれる「ツーリングサポーター」

コンパスのみの表示で気ままにツーリング

無料ユーザーが利用できる“コンパスモード”

 「ツーリングサポーター」は、ナビタイムジャパンが提供するバイク向けのナビアプリ。一般的なクルマ用のナビゲーションシステムやナビアプリでは詳細な地図とともに行き先を指示するが、「ツーリングサポーター」では、バイクならではの事情に配慮した画面デザインと機能を備えているのが大きな特徴だ。

 その1つが、指定した目的地の方角を電子コンパスで指し示す“コンパスモード”。曲がり角に来たら案内してくれる、のではなく、単純に目的地の方角が分かるだけ。小回りが利き、途中の景色を楽しみながら走れるバイクの醍醐味の前には、細かい経路案内はむしろ野暮というもの。気ままに走らせてツーリングを楽しめるだろう。

ライディングに集中できる新しいナビ方式を採用

ハンドルにスマホを取り付けることが多いバイクにぴったりの“ターンモード”

 月額400円のプレミアムコースに登録すると、大きな矢印で経路案内してくれる“ターンモード”も利用できるようになる。次に曲がるべき方向と、そのポイントまでの距離を随時表示するようになっていて、距離に応じて画面の背景色も青、黄、赤へと変化する。もちろん音声案内付きだ。

 通常はバイクのハンドル付近にスマートフォンを取り付けることから、運転中の視界と画面を見る時の視線の方向が大きく異なってしまう。そのため細かい地図表示では曲がる方向を瞬時に判断しにくいが、画面全体に大きく矢印を表示する“ターンモード”であれば、必要以上の情報が目に入ることがなく、ライディングや景色を楽しむことに集中しやすくなるはず。

次の分岐までの距離に応じて背景色が青→黄→赤と変化する
横置きでは交差点のグラフィックや案内標識も表示される
プレミアムコースでは一般的なナビアプリに近い“マップモード”も使える

天候情報の案内機能が追加。カスタム記録も残せる

 その他ナビ関連の機能としては、バイクで移動する人にとって最も重要な二輪駐車場や、一服できるガソリンスタンド、コンビニ、道の駅を素早く探してナビしてくれる検索機能がある。近場のツーリングスポットのガイドコンテンツとルート案内も利用でき、ふらっと走りたくなった時に最適だ。

 さらにプレミアムコースでは、出発時・途中経路上・目的地到着時の各タイミングで、目的地周辺や走行中の現在地付近の天候を音声で教えてくれる。天候によって服装や“気持ち”の準備が必要になってくるバイク乗りにとっては、これはかなりありがたい機能。突然のゲリラ豪雨で、カッパに着替える前にずぶ濡れ……なんていうシチュエーションも避けられるのではないだろうか。

 そして、愛車のさまざまな記録を残せる機能も用意されている。オイル交換や消耗部品交換などのメンテナンス記録と、カスタムパーツなどの交換記録を付けることができ、ナビを利用した際にはその走行履歴も残っていく。これからのバイクとの思い出作りには欠かせない一本だ。

近くの二輪駐車場を検索したところ
給油が必要になった時はガソリンスタンドをサクッと検索
おすすめのツーリングスポットも紹介。走りやすい穴場がすぐ近くに見つかるかも?
愛車の記録を残しておけば、バイクもツーリングも一層楽しくなる

日沼諭史