スタパ齋藤の「スタパブログ」

 釣りをするときに使用中の「偏光サングラス+拡大鏡」が若干不便。拡大鏡の付け外しが面倒(外さないとケースにしまえない)なのと、拡大鏡を上げ下げすると偏光サングラス表面に汚れが付きがちなのが、な~んか釣り場での鬱憤に。てなわけで、新たにひとつ、遠近両用の偏光サングラスを購入しました。「池袋パールメガネ」の実店舗に出向いて買いました。

 買ったのは、写真のような斬新な構造の偏光サングラスです。フレーム上部に折りたたみ式の老眼レンズが入っていて、偏光サングラス使用時は老眼用レンズを上に開いておきます。手元以外を見るときは、そのまま違和感なく広い視界が得られる偏光サングラスとして使えます。

 で、手元を見るとき(老眼レンズを使うとき)は、サングラス全体を少し下にズラして、目の前に老眼用レンズをもってきます。大村崑的に、メガネを鼻筋上部から鼻筋中央あたりにずり下げる感じですな。サングラスをズラさず、顔を下に向けて上目遣いにするように老眼レンズごしの手元を見てもOKです。

 実際に使ってみると、この機構、かな~り便利♪ ポイントは、老眼鏡機能があるのに偏光サングラスの視野が狭くならないこと。もうひとつ、サングラス全体を一瞬ズリ下げるだけで手元をクッキリ見られるという手軽さ。見栄えは斬新というか突飛ですけど、優れた機能性があります。なお、帽子をかぶってこの偏光サングラスを使うと、上部に飛び出た老眼用レンズはほとんど目立ちません。

 ちなみに、偏光レンズ部は、パールメガネオリジナルの「調光偏光パールクリアコパー」というのを選びました。紫外線の量により濃さが変化する偏光レンズで、IC JAPANのNXT素材が使われているそうです。釣りにはあんまり必要ないんですが、メチャメチャ強度がある偏光レンズですな。「濃さが変化する」というトコロに興味を持って思わず購入しました。

 余談ですが、この「池袋パールメガネ」というメガネ屋さん、釣り人的にはヒッジョーに楽しいです。店主は釣具店に偏光サングラスの出張販売をすることで有名な「玉川社長」です。ポスターでは見たことがあったんですが、ご本人はかなりの釣り好き。実店舗は一応フツーのメガネ屋さんで、フツーに度付きメガネなんかを作ってくれます。が、「釣り人が偏光サングラスを買いに来た」とわかった途端、「メガネも作れる釣り人モード」に入っちゃう玉川社長なのでありました。

 たとえば「釣りに使う偏光サングラス欲しいんですけど」的に相談すると、まずどんな釣りをするか、どういう釣りが好きか、どこで釣るかなどとイロイロ訊いてきます。「ルアーとフライで河口湖とか渓流とか行きます」とか言うと、透明度の高い水域向けの偏光サングラス・カラーを選んでくれて、また、使うフライ(毛鉤)サイズにマッチする老眼用レンズの度数も調べてくれます。「とても実践的な釣り人目線」で偏光サングラス選びが進んで行ってビックリ。

 なお、「池袋パールメガネ」は上記のとおり実店舗があって営業していますが、最近では「釣具店や釣り場での出張販売」が忙しくて、実店舗を休みにしていることも多いそうです。ので、実店舗に行こうかナと思った場合、事前に開店しているかどうかをチェックしてからにしてください。実店舗まで行って休業だったらイタイですからネ。

池袋パールメガネで購入した「折りたたみ式老眼レンズ付きの偏光サングラス」。こういう既存のフレームに、店舗にて独自に高品位レンズを入れて販売しているそうです。
不使用時はレンズを折り畳んでしまえば、一般的なメガネケースに収納できます。偏光レンズにも老眼用レンズにも、全体の機能性にも満足できました。税別で3万6000円。
うかちゃんは猫なので人間ほどよく見えません。ぼぼぼ、ぼくも猫で人間ほど見えないけどいい匂いの食べ物が大好きなのでシーバくニャさい。ニャ。ニャニャニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。