スタパ齋藤の「スタパブログ」

 毎日使っている「iPad Air 2」。多用するので、サードパーティ製の背面保護カバーとアップルの「Smart Cover」を使っております。

 しかし先日、「Smart Cover」の表面に加水分解が原因っぽいベタベタが発生。前々から「なんかサラサラ感がないなあ」と思っていたんですが、軽くベタついてきてしまいました。拭いたり乾かしたりとアレコレ試したんですが、やはり加水分解っぽい症状です。

 ここで言う加水分解とは、「Smart Cover」表面のポリウレタンと水分が反応し、ポリウレタンが分解されつつベタベタする物質が発生しちゃうっぽい感じみたいな雰囲気の現象です……って詳しくないので曖昧な表現にしてみました。ココにも書きましたが、強引にやれば、そのベタベタを落とせることがあります。

 でもこの「Smart Cover」、内側も汚れてきましたし、端も痛んでめくれてきていますし、買い換えることに。まあこういうカバーは消耗品、ってコトで納得して買い換えました。

 それよりも、手持ちのモノで他に加水分解しているモノがあるかも!? とか気になり、イロイロとチェックしてみました。

 ら!! もう加水分解しまくりです。表面がマットなラバー質感のモバイルバッテリーでしょ、指が当たる部分にラバーっぽい滑り止め塗装が施されているマウスでしょ、景品かなんかでもらった樹脂製のポーチでしょ、安価な防水双眼鏡でしょ、撥水スタッフバッグの表面でしょ、と、多数の品が加水分解でベタついていました。どれも全然使っていなかったので、全部処分しました。気に入っていた「Microsoft Arc Mouse」が、ご丁寧にも全色加水分解していたのはショックでした。

 加水分解ってどういう環境下で起こりやすいんでしょうな? 水(H2O)が物質に反応して起きる現象なので、まあ乾燥していたほうがいいんでしょうけれど、そんな単純なことでもないような気がします。

 もうアレですな、「コレは加水分解しそうな質感だな」と思ったら買わないコトですな。しかしなんかここ数年、身の回りのモノが加水分解してベタベタになりまくりです。時期的に、ここ数年で加水分解しだす素材なり塗装技術なりが、過去に流行ったんでしょうか? 謎。

 あ、あと、加水分解しちゃってるかな~とアレコレと品物をチェックしていましたら、電池の液漏れもいくつか発見。どれもアルカリ電池ですが、電池の液漏れはハードウェアの破損にもつながるので、要注意ですな。防止するには、フツーに電池を抜いて保管しておけばOK。でもウッカリして……なんですよね。

アップルの「iPad Air 2」で使用していた「Smart Cover」。表側表面が加水分解でベタついてきちゃいました。昔の革製スマートカバーは耐久性が高く革の質感も良かったですな。
優れた機能性とデザインの「Microsoft Arc Mouse」。マウス下部の手に触れない部分がラバー質感で、そこが加水分解していました。7個も持っていたのにヒッジョーに残念~。
うかちゃんは猫なので加水分解しません。ぼぼぼ、ぼくも猫なので加水ナントカはしないけど水分豊富な液体おやつが大好きだからくニャさい。ニャ。ニャニャニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。