持ち歩ける電子メモ「マメモ(TM2)」

2011年8月1日 06:00

 1年くらい前の2010年7月5日に「イロイロはデキない電子文具マメモ」と題し、キングジムの「マメモ(TM1)」の記事を書いた。詳細はリンク先をご参照いただきたいが、卓上メモパッドを電子化したような製品ですな。

 で、その別タイプとも言える新型「マメモ(TM2)」が登場した。これをちょいとイジる機会があったのでザッとご紹介しよう。

キングジムのハンディメモ「マメモ」TM2。約縦6.7×横5.5cmのエリアにメモ書きできる電子メモなのだ約縦11.7×横7.4×厚み1.6cmで質量約125g(電池含まず)。紙のメモパッドよりちょっと重いという印象ニャメモってニャにかしら? 書くらしい。猫だから書けません。ぼくも書けません。ニャ。ニャ。的な

 基本は従来機のTM1と同様、液晶画面(抵抗薄膜タッチパネル)に付属スタイラスなどでメモ書きをするというハードウェアである。従来機と比べると、そもそも胸ポケットとかに入れて携帯して出先で使うという使用スタイルからして異なるが、従来機にはなかった機能がいくつも追加されている。

 たとえば書いたメモをmicroSDカードに書き出せるメモエクスポート機能。単純に各メモを.bmp形式の画像ファイルとしてmicroSDカードにコピーできるという機能だが、アレコレ書きためたメモ書きを一括してPC上などで扱えるのは好印象ですな。

 それからToDo機能がより使いやすくなったこと。具体的にはカレンダー上にメモを添付する感覚でToDoを使える。複雑なコトはできないものの、単純なスケジュール手帳として利用できそうだ。

 あと、メモを画面1.5枚分書けるメモスクロール機能も新鮮。1画面分にメモ書きが収まらなくなったら、縦方向に半ページ分スクロールでき、そこに書き込める。縦方向に合計1.5ページ分のメモが書けるわけですな。

 実際使った感じは、全体的に軽快に動作するしシンプルに扱えて快適。ただ、ToDoやカレンダーなどの操作がプチ煩雑だったり、室内だと画面表示が眠かったりするという印象はある。のだが、カレンダー関連操作はすぐに慣れるし、明るい屋外なら表示が眠いという印象はナイ。

 気になるメーカー価格は7980円で、まあフツーに紙のメモ帳と比べるとずいぶん高価なハードウェアてな印象。ただ、メモ書きを手軽にデジタル化したいという向きにはドンピシャのガジェットかも。紙のメモ帳をバラしてスキャナにセットしてスキャンして……といった作業をスッ飛ばして「メモった内容が即デジタルデータになる」というメリットをどう活かすか、ですな。