拙者はやっぱりターボモーフG

2010年12月15日 06:00

 にわか自転車野郎の拙者なんですけど、体重が0.1トンとかあるので空気圧は高め。タイヤが許容する最大空気圧近くまでチャージしている。

 ナゼかと言うと、不意に段差などに乗ったとき、空気圧があまり高くない&体重がヘビーだと、タイヤが段差とリム(タイヤの内側の金属とかの輪)に挟まれて切れたり穴が空いたりするトラブル(リム打ち)が起きやすいから。空気圧が十分高ければ、このリム打ちが起きにくくなる。

 具体的にどのくらいの圧力まで空気を入れているかというと、だいたい120~140psi(8.4~9.8気圧;bar)くらい。走行前にはいつもこの程度の空気圧になるようにフロアポンプでチャージしている。

 が、出先でトラブってタイヤがパンクしたり空気圧が下がったりすると、そうそう簡単には上記の120~140psi(8.4~9.8bar)という空気圧には戻せない。出かける前なら家にあるフロアポンプで高圧にて空気を入れられるが、出先=携帯用小型ポンプで100psi以上入れるのは物凄くタイヘン。

 使う携帯ポンプにもよるが、良い評判を聞くTOPEAKのマイクロロケットALTマスターブラスターとかでも超タイヘン。こないだ試してみたが、100psiまで入れようとすると真冬でも滝の汗。これは過酷な罰ゲームかそれともイジメか!? てな労働になる。ラクに高圧注入できるロードモーフGでも、100psi以上はやはり一苦労。

 まあ、たとえばトラブル時に60~70psiあたりまで空気入れていちばん近い自転車屋さんに行くとかすればイイんですけどね。でも、「いつでもどこでも確実に120~140psi(8.4~9.8bar)の圧で空気を入れてゆきたい!!」とか思う拙者なんですよ。性分ですな。

 そんな拙者がアレコレ試して結局やっぱり行き着いた携帯用ポンプはTOPEAKのターボモーフG。これなら上記の各ポンプほど疲れずに120psiくらいまで入れられる。140psiくらいまでもチョイ頑張ればイケる。空気圧ゲージも付いているので、キッチリといつもの空気圧まで入れられるというわけだ。

 ただ、ロードバイクのフレームに装着しておく携帯用ポンプとしては、ターボモーフGは大きめ重め。長さは30cm以上あり、重さは280gもある。大きいと見栄えがカッコ悪い感じですな。重いと走行面で不利。なのだが、でもやっぱり、ターボモーフGを携帯する拙者である。

 たとえばマイクロロケットALTマスターブラスターだと、ジャージの背中ポケットに入ったりするし、重さは70g。小型軽量。腰を据えて頑張れば100psiくらいまでは入れられると思う(男性なら)。タイヤのトラブルなんてめったに起きることないし、周囲に自転車屋さんがない場所でトラブってもとりあえず空気入れられるからコレでもいいじゃん、てな気にはなる。

 んだが、実際に周囲に自転車屋さんがナイ状況で、あと数十キロとか走らないと家とか拠点に行けないって場所で、パンクして、修理して、空気圧をいつもの快適な120~140psi(8.4~9.8bar)まで入れよう、とか思って、上記のマイクロロケットALTマスターブラスター使うとしたら……。拙者はたぶん心が折れちゃう。もしかすると屋外作業なので心の前にタイヤのバルブが折れちゃうかも。てか心が折れるまで行かなくても、パンク後の帰途走行がまったく快適でなく全然楽しくなくなるであろー。

 でもターボモーフGなら大丈夫。軽く一汗かく程度でいつもの空気圧まで入れられる。この絶大な安心感を携帯できるんだから、背中のポケットに入る70gのポンプより210g重くてもノープロブレム。パンク修理後、パンクの前と同じ快適さ楽しさで走れるであろー。てなわけで、現在、2本(実用と予備)のターボモーフGを持っている拙者なのであった。

TOPEAK(トピーク)のポータブルポンプ「ターボモーフG」。フロアポンプのように力を入れられる機構を持つ。空気圧計付きニャンプってニャにかしら? ジャンプのことだよ。そうかしら? そうだよ。ニャんかヘンね。ヘンかも。みたいな