コルグのシンセ、microX

2007年9月10日 11:00

コルグのmicroX Synthesizer-Controller。古い世代のシンセ野郎である拙者なんかから見ると「使い切れないほどの数、使える音が入っている凝縮型シンセ」という印象。机の脇に出して置いて、一息入れる時に遊ぶには最適のサイズだったりもする。

 発表当初からヒジョーに気になっていたコルグのmicroXというシンセサイザー/MIDIコントローラー。これを買ってみた。

 RadelのDigi-60Sというタブラ音のリズムボックスで遊んでみると、んーむ、やっぱり規則正しいシーケンスパターンは楽しい、また音色においてもドラム以外のリズムパターンも非常にイカス、とか思って、シーケンス、アルペジエーター、音色等々を頭に浮かべつつ楽器情報を検索していたら、microXに到達した。

 microXは小型ながらも多量の音色を持ち、PC等でエディット可能なアルペジエーターを搭載し、実はDAWソフトとの連携もしまくりだけど、モノとしては単体で音を出せるシンセサイザーということで、「これだ!!」とか思って衝動買い。前々から気になっていたという点が、背中をドンと押した。

 早速イジってみたら、コレがもーイジり始めた瞬間オモシロイのであった。ていうか、音色セットを選んで、テキトーに鍵盤を押さえるだけで、既に曲って感じ。まあ、最近の(シーケンサー等自動演奏機能付きの)シンセの多くはそうだったりするが、開梱&電源投入直後、とりあえず遊び尽くせますな。

 あと、これもまた今時的シンセはそーなんですけど、サイズと出音のギャップもデジタル世代のシンセならでは。また、microXはGM音源仕様に対応している。こういう高品位+豊富なバリエーションの音色を持つ標準的音源をイキナリ使える時代。一昔前とは大違いですな。


 それから、本体上部のツマミで、リアルタイムに音色を変化させられるのも楽しい。これまた今時的な“アナログシンセの操作感を持たせようと作られたデジタルシンセ”の多くがそうだが、ツマミで音色をグニョグニョ変えながら音を出せるのは愉快だ。

 う~スゲぇよmicroX。イジり始めるとキリがない。何時間でもハマりますな。って、まだPCと接続したりしてないし、DAWのプラグインとしても使ってない。なーんか奥深く楽しめそうなハードウェア。わーい!! 楽しいナ!! とか思って遊んでたら仕事する時間が減りまくっていて困ったと思った。