ストロボ光が強すぎる

2006年12月6日 09:00

使用中のソフトボックス。光源をカバーで覆う感じで使うんですけど、ボックス内側の反射素材が光源の光を和らげたりする。下部には光源の光をさらに和らげるディフューザを装着している

 現在、俺が小物撮影に使っているのはコメットのちょいと古いストロボ一式。電源部は1200Wsで出力はフル~1/4までわりと細かく調整できるタイプだ。

 が、結論から言うと、テーブル上あたりの小物を照らす程度だと、この出力はデカ過ぎなのであった。最も小出力(300Ws)にし、かつ、光源(ストロボ)を机面からできるだけ離しても、レンズの絞り値を16~22くらいにしないと露光オーバーとなってしまう。

 という話をプロカメラマンな人とかマニアックな人とかにしまくっていたら、デジカメ時代となってから、小出力のストロボを求める声がスゲく増えてるそうで。……じゃあ5年くらい前に買った俺の当時は小出力だったけど今時的デジカメ用途には大出力っていうか出力を絞れないストロボの場合はどうすれば?

「ジェネ買うとか」

 某プロカメラマンのOKDさんは言う。えーっジェネって何? あ、電源部ですか。で、いくらくらいすんですか?

「って買ったでしょ前に(笑)。当時とあんまり変わらないすよ」

 そうか、あんまり変わらないのか……っていうか買った時はマジ衝動的だったんで値段忘れてますけど俺とか。で、いくら?

「んー、1,200か2,400くらいで、できれば1/16~1/32まで落とせるジェネだと、30万くらいかな」

 ズギャーム!! そそそ、そんなに高い箱だったんですかコレ!! つーか無理。他に手はないスか?

「レンズ側にND入れるとか、あとストロボ側にディフューザ入れるとかすれば何段か落とせますよ」

 あの、時々、絞り値最大にしても明るすぎる時あるんですけど。

「あぁー、ねぇー。だったら……」

 OKDさんはアノ手コノ手をあれこれ紹介してくれた。例えば普通一般の外付けストロボとレフ板を組み合わせたりすれば良いし、あるいは安く専用ストロボ揃えるならコメットのTWINKLEという小出力モノブロックタイプがあるとか、いろいろと。

 バンクとディフューザを組み合わせて使うのがいちばん安価であるようだった。バンク(ライトバンク)は、最近ではソフトボックスとか言ってバンク+ディフューザのセットが売られているようで。高原部を反射させて光を柔らかにし、さらにディフューザを組み合わせることで光源からの光を均一にしたりして、ついでに光量を抑える(というか光量が抑えられちゃう)、というような撮影機材だ。プロ用ストロボ向けが多いが、最近では小さな外付けフラッシュ用のソフトボックスも増えているようだ。

 じゃあソフトボックスを買……ん? なーんか見たことあるなぁコレ。しかもこの部屋で。つーか押し入れで。んが。5年くらい前にストロボにハマった時、ソフトボックスも衝動買いしていた俺なのであった。というわけでソフトボックスを使ってストロボ撮影。すると……。

 あらまラク!! ていうかこのラクさを昔体験して、記事にしたような記憶が。あ、この記事ですな。微妙にお恥ずかしい。

 さておき、ソフトボックスを使って撮った写真が最近のこの記事にある(PowerShot G7の各写真)。これまでは2灯でライティングしていたが、ソフトボックス使うと1灯でソレナリに撮れてしまう。上記リンクのライティングには改善の余地が多々あるが、テキトーにライティングしてソコソコ撮れちゃうのは、とーってもラク!!

 なんですけど、まだ絞り値は16~18あたり。まぁ単に製品の部分を説明的に見せるだけのブツ撮りなんで、これでも問題ないんですけど、絞りを開きたくなってもどーにもならないのではあった。でも、デジカメ時代になって、撮影がホントにラクなものになったように思う。