悲しいお知らせ──指の記憶
ええっVJEなくなっちゃうのォ!! と、PC Watchのこの記事を読んで思わず声を出しちゃった拙者。
声を出した後、でも、そうか、ん~、なくなるか、とも思った。MS IMEかATOKだしな現在は。ていうかMS IMEでしょ非常に多くの人は。まあアレだ、趨勢だし、しかたないか。
ところで、その記事の最後のほーに“「指がVJEなユーザー」はこの機会に、最新版のソフトウェアを入手しておくことをお勧めする”とあって、それ読んで笑った直後に微妙に切なくなったりした。
拙者もつい去年くらいまで“指がVJE”だったんですよ。日本語FEPことVJE独特のキーボードショートカットが完全に身に付いていたクチ。指が覚えていた感じ。「ひらがなをカタカナに変換するショートカットってCtrl+何?」って言われても、「あーとえーと何だっけわかんないっス」な俺なんですけど、実際にキーボードを触ると指が自動的にショートカットを押下してくれた。
実はMS-DOS時代にVJE→ATOKに乗り換えていたのだが、でも、ATOK上の設定でキーアサインを“VJE風”にしていた。ATOKをインストールするたびに、その設定に。
しかしソレじゃあ面倒だし過去のクセに引きずられ過ぎ!! とか思って、数年前からATOKのキーアサインに慣れようと努力し始め、今年はほぼ完全にATOKデフォルトの状態でショートカットを扱えるようになった。身に染み付いたVJEから抜け出すのに3年くらいかかったかも。
まだ指はVJEのことを覚えているのだろうか……試しにVJEのキーアサインに変更して日本語変換を……何ーっ!! キミはまだVJEのことを覚えていたのかーっ!! しかもこんなにスラスラと覚えていたのかーッ!? ダメ!! 思い出しちゃダメ!! キミの今のパートナーはATOKなんだからネ!!
体が覚えているって、マジでそうなんスねぇ。