みんなのケータイ

 同じスマートフォンを1年以上に渡って使い続けると、気付かないうちにストレージ容量を食っているというのは良くある話。isai FLの容量は32GBですが、アプリやら音楽やらを保存した結果、残り約10GBほどになっていました。まだまだ余裕はありますが、今のうちから対処をしておいたほうが良さそうです。

「スマートクリーニング」のメイン画面

 使っていないアプリを一覧から探し1つずつ消していくのが最もオーソドックスですが、今回は端末標準の機能である「スマートクリーニング」を活用してみました。設定画面から簡単に呼び出せます。

 この機能では、長期間使っていないアプリ、ダウンロードしたファイル、一時ファイル(キャッシュ)を検出し、削除候補として提示してくれます。簡単操作の代償として必要なものまで削除するといったことはありません。

 実際使ってみますと、私の環境で最も容量を食っていたのが一時ファイル。5GB近くありました。一方、ダウンロードファイルは80MB以下と、ほぼ無視できるレベルでしたが、一覧を見るとそもそも何故ダウンロードしたのか忘れているものも……。

 ではアプリはどうでしょうか。標準の設定ですと「1カ月以上使っていないアプリ」を削除候補としてリストアップしてくれます。これだとちょっと短いという場合、2・3・6カ月にしきい値を変更することも可能です。

 今回、6カ月使っていないアプリを検索したところ、すべて削除すれば747MB確保できるとのこと。リストを見ると、確かに使っていないアプリなのですが、それでも仕事の検証用などに残しておきたいものが結構ありました。なので、今回は手を付けず。

筆者の環境ではキャッシュが5GB近くも保存されていました
アプリは未使用期間に応じて削除候補を提示してくれます

 ちなみに、候補リストはアプリの容量順にならびます。また、アプリを「すべて選択」もしくは「すべて解除」できないのがちょっと残念。これだと、削除候補アプリが数十個並んでしまったとき、どれか1つだけチェックするのが面倒です。

 と言うわけで、今回は一時ファイルのみを削除しました。結果、5GB近く容量が回復しました。できれば削除キャッシュについてもアプリ別に容量を確認したいところですが、初心者~中級者向けの非常機能として考えれば、これもまたアリでしょう。ベテランの方は設定画面の「アプリ」を併用するのがオススメです。

一時ファイルを削除して、空き容量はかなり回復
不要アプリ削除は、やはり手動が欠かせないかも?