みんなのケータイ

 先日、サンフランシスコで開催されたマイクロソフトの開発者向け会議「Build」でのWindows 10に触発されて現地で購入したVerizon版「HTC One(M8)for Windows」。

 「早速、Windows 10のプレビュー版をインストールするぞ」と意気込んだのもつかの間、HTC One(M8)for Windowsはプレビュー版には非対応だったことが判明。かなり落ち込んだことをこの連載でご紹介した。

 しかし、その2週間後。TwitterでHTCの情報を提供しているアカウントさんから「HTC OneにWindows 10が来ていますよ」というありがたい情報をいただいた。どうやら、先日の記事を読んでくれていたようで、ご丁寧に教えてくれたのだった。本当にありがたい限り。

 というわけで、当初の計画通りに、HTC OneでWindows 10を体験することができた。

 実際に使ってみると、日本語も比較的、きっちりと表示しているし、文字入力も問題ない。メールやWebなどの日本語表示もかなりまともになっている。設定画面もパソコンで使うWindows 10と同様にわかりやすく、使いやすくなっている。

 メール、Web、Twitter、Facebookなど、普段、よく使うアプリは概ね、使えている感があるが、プレビュー版ということもあり、一部のアプリが突然、起動しなくなったり、固まったりすることはある。このあたりは開発中ということもあり、想定の範囲内だ。

 5月27日からは、グーグルの開発者向け会議「Google I/O」の取材で再び渡米しているが、VerizonのLTEネットワークを掴みつつ、HTC Oneを日常的に使っている。

 せっかくなので、マイクロソフトストアでケースを買うことにした。もちろん、HTC Oneのケースといえば「Dot Viewケース」であり、31.99ドルで購入することができた。しかし、ケースは入手したものの、肝心のDot Viewを表示させることができなかったりする。設定アプリがストアにあるようなのだが、Windows Phone 8専用なのか、検索しても出てこないのだ。せっかくDot Viewを楽しみたくても、いまはWindows 10のトップ画面がうっすらと見える状態で使っている。

 いずれにしても、まだ開発途中であり、こうした試行錯誤しながら使うのが楽しかったりする。いろいろと我慢が必要だが、Windows 10の正式版がリリースされるのを気長に待つことにしたいと思う。