みんなのケータイ

Fx0とChromebook 11

 最近自分でも自覚し始めたのですが、自分はガジェット好きの中でも“OS好き”のようで、新しいOSを搭載したガジェットやデバイスはついつい気になってしまいます。先日発売日買いしたFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0」に加え、最近では同じくブラウザベースの端末「Chromebook」も国内でやっと発売されたデルの「Chromebook 11」を購入、絶賛愛用しております。

 どちらも同じブラウザベースではあるものの、使い勝手は大きな差があります。正直なところFx0はメイン端末にはとてもなり得ないのですが、Chromebookはサブ端末として愛用しつつ、最近では十分メイン端末としても使うくらい利用時間が長くなりました。

 この差はどこにあるのかなと考えると、一番はPCサイトを正しく表示できるかどうかだということに気がつきました。Chromebookならブラウザに関してはPCとほぼ同じ挙動のため、ブラウジング中心の利用スタイルだとほぼ違和感がありません。一方、Fx0の場合スマートフォンのメインであるネイティブアプリは利用できず、ブラウザもスマートフォンサイズでしか表示できないことに加え、Firefox OSはスマートフォンとして認識されずPCサイトがそのまま表示されてしまうため、せっかくスマートフォン向け表示が用意されているサイトでもPCサイトがそのまま表示されてしまうことも。

 利用シーンの違いも大きく、パソコン型のChromebookは常にインターネットに接続する環境で使うので、ネット接続前提となるブラウザベースでもさほど使い勝手に問題がありません。Firefox OSの場合は移動中も利用するため、ネットがつながらなかったり速度が遅いところだと途端に使いにくくなってしまいます。

 何よりも対応アプリやサービスの充実度が一番の違いで、拡張機能が豊富に用意されており、ブラウザベースでも多彩な機能が利用できるChromeに対して、Firefox OSは現状までスマートフォン向け表示ができる程度。結論としては前回とあまり変わらないのですが、Firefox OSを活用するにはさまざまなサービスやアプリがFirefox OSに対応する必要がありそうです。