みんなのケータイ

 発売はずっと前ですが、先日日本語化されたこともあり、改めて日本初のFirefox OS搭載スマートフォン「Flame」を使い始めました。

日本初のFirefox OS搭載スマートフォン「Flame」
背面には「Firefox OS」のロゴ

 ケータイ Watch読者の方々であればご存じとは思いますが、Flameは誰でも購入できる端末ではあるものの、基本的には開発者に向けて提供された端末のため、便利に使うためにはさまざまな努力が必要です。例えばFlameでMVNOのSIMを使えるようにしたり、日本語入力を可能にするためには、ただ本体をアップデートするだけではなく、Android SDKをインストールしたPCでコマンドプロンプトを操作して……、という手順が必要な上に、そうしたアップデート情報は自分で調べなければいけません。

ロック画面

 なお、日本語入力を可能にする方法はこちらに大変丁寧にまとまっているので参考にしてみてください(私は大変だったので中の人にお願いしてアップデートしてもらいましたが……)。

 まったく新しいスマートフォンのOSを搭載したFlameですが、インターフェイスはさまざまなスマートフォンOSの要素が詰まった印象。ボタンがホームボタンのみなところはiOS、画面上のステータスバーはAndroid、アプリが1画面に並び縦にスクロールしていくところはWindows Phoneに近いです。

ホーム画面
通知機能
設定画面
カメラも搭載

 ただし、まったく違うのがスマートフォンの要とも言えるアプリ。Firefox OSはブラウザベースということもあり、アプリもブラウザで動作するブラウザベースです。たとえばFirefoxはiOSやAndroidのように作り込まれたものではなく、ブラウザでアクセスしたFacebookそのまま。ゲームアプリなどもブラウザで動作するゲームばかりのため、アプリのインストールはどちらかといえばホーム画面へのブックマークに近い印象です。

アプリ配信サービス「Marketplace」
Facebookはブラウザでアクセスしたそのまま

 まだ開発者向け端末ということもあり、情報もまだまだ少ないFirefox OSですが、auが発売すると明言していることもあり、今後はもっと盛り上がっていきそう。しばらくはau端末の登場を待ちつつ、この場でFirefox OSの情報を発信していきたいと思います。