みんなのケータイ

 1月上旬にアメリカ・ラスベガスで開催される家電見本市「CES」に行くには直行便がないために、どこかで乗り継ぐ必要がある。ロサンゼルスやサンフランシスコでの乗り継ぎとなると、他の取材でも行く機会が多いため、ちょっとつまらない。そこで、例年、ハワイを乗り継ぎ地にしている。

 ホノルル近辺を移動するのに便利なのがトロリーバスだ。ホテルとショッピングセンターを行き来するのに、とても重宝なルートを通っているのだ。通常、トロリーバスに乗るには片道2ドルが必要となる。しかし、日本を代表するクレジットカード会社「JCB」では、クレジットカードを運転手に提示すると無料で乗れるというキャンペーンを展開している。一日に何度もトロリーバスに乗る機会も多く、1回2ドルでも結構な金額となるだけに、JCBのキャンペーンはかなりありがたかったりする。

 それを真似しているのか、NTTドコモも、トロリーが無料で乗れるキャンペーンを展開中だ。12月開催のホノルルマラソンに合わせるかたちで、2013年11月1日から2014年3月30日まで期間限定なのだが、これが意外と使い勝手がいい。

 ホノルルを走る2台のトロリーに、スマホの画面を見せることで、無料で乗れるというものなのだが、認知度が低いのか、お客さんがほとんど乗っていないのだ。JCBで無料に乗れるトロリーは、JCBが長年、キャンペーンを展開していることもあり、かなり有名で、お客さんがやたらと多く乗っている。夕方などは満員になることもあり、人数制限で乗せてくれないこともあるほどだ。しかし、ドコモダケトロリーは、確か前年も走っていたはずだが、期間限定で知られていないせいか、あまりお客さんが乗っておらず、時には貸し切り状態のこともある。

 また、便利なのが、ドコモダケトロリーは、スマホの画面から、今ホノルルのどこを走っているかが確認できるようになっている。「もうすぐ近づくからバス停に急ぐ」といったことができるので、バス停でいつまで経っても来ないトロリーを待つということがないのだ。「空いてて、走行場所がわかる」ということもあり、滞在中はJCBで乗れるトロリーよりも、ドコモダケトロリーを愛用するようになってしまった。

 ドコモはハワイにおいて、プレミアクラブでクーポンを配っていたり、iDでマスターカードの「PayPass」が使えたりと、いろいろな施策を展開している。ハワイ好きな人であれば、ドコモ回線を活用すると良いだろう。