みんなのケータイ

 「ケータイ Watch」編集記者という職種に就いていることもあり、普段から2機種ほど、同時に使っている。今は「ARROWS A 202F」と「ELUGA P P-02E」を利用しているのだが、使えば使うほど「ARROWS A 202F」の画面ロック解除があまりにスムーズで、最近、少しずつ他の機種を使うのが面倒になってきている。

 「202F」の背面には、スマート指紋センサーがある。スイッチになっていて、押すとスリープ状態から画面を点灯できる。そして指紋センサーに指を滑らせると、そのままロックを解除できる、という流れ。これが実にスムーズに利用できて、もう暗証番号でのロック解除が手間に思えてきた。業務用メールを閲覧できるようにするため、「202F」にはグーグル謹製のデバイス管理アプリ(Google Apps端末ポリシー)をインストールしており、そうなると端末ロック解除は基本的に暗証番号となるのだが、「202F」では指紋認証でもOK、というところもポイントが高い。認証に失敗することはたまにあるが、指紋センサー上ですべらせた指の角度が斜めすぎる、と言われることがほとんどで、もう一度指を滑らせればだいたいOK。これまでのところ何度も失敗して認証できない、ということはない。

 もちろん難点というか、ストレスに感じるところはある。指紋センサーのすぐ上にカメラがあるので、ちょっと気をつけないと指紋がつく。それから卓上ホルダで充電していると、背面が隠れるので当然ながら指紋センサーでの解除ができず、なんとかならないか、とワガママな感想を抱いている。

 この指紋センサーが合うか合わないか。本コーナーでも房野さんが「iPhone 5sとARROWSの指紋認証を使い比べてみた」で触れていたけれど、人によって違いがあるだろう。また202FとiPhone 5sのどちらが良いか、なんとも言えないが、少なくともこれから指紋センサーでのロック解除のようなスムーズさがあるかどうかで、購入したい機種を選ぶことになりそう。くどいけれど、この使い勝手、クセになります。