みんなのケータイ

ウィルコムや京セラのスペック表にはバッテリー容量が記されていないが、筆者がバッテリーを取り外して確認したところ、2000mAhであった

 電話をメインで使っているDIGNO DUAL 2 WX10K。使い勝手にはほぼ満足しているが、強いて不満点を挙げるとすれば、電池の持ちがイマイチということだろう。DIGNO DUAL 2のバッテリー容量2000mAh。最近のスマートフォンはバッテリーの大容量化が進み、2500~3000mAhクラスが主流だ。2~3日間の実使用が可能な機種も少なくはない。いろいろな機能をフル活用するには、2000mAhでは物足りなく感じるだろう。

 筆者の場合、月のパケット通信量が1GBを超えると速度制限が課される「ウィルコムプランLite」に加入しているため、外出時のウェブ利用は控えめにしている。よって、毎朝フル充電して出掛けると、電池は丸1日余裕で持つ。されど、ゲームなどにハマってしまい、夕方になって「うわ、電池ピンチじゃん!(汗)」という状況も何度か体験した。長時間の外出や、日をまたぐ出張には、モバイルバッテリーを持参したほうが安心。そんな端末だ。

 少しでも電池を長持ちさせるために「省電力ナビ」も利用している。これは、京セラ製スマートフォンに標準搭載されている省電力アプリだ。ほとんどのAndroidスマートフォンに同様の省電力アプリが搭載されているが、この「省電力ナビ」は、設定や省電力効果がわかりやすいように感じている。

 とことん電池を長持ちさせたい場合は、プリセットされた「省電力」をオンにするだけでOK! 自分が使いたい機能などを維持しつつ、できる範囲で節電したい場合はカスタマイズ可能な「マイ省電力」を利用できるようになっている。この「マイ省電力」で機能別の設定を行うと、待受時間がどれくらい延びるかがポップアップ表示される。

ユーザーの使い方に合わせた設定が簡単にできる「省電力ナビ」
「マイ省電力」を選択すると、機能別の省電力設定ができ、それによる効果の目安も確認できる

 筆者の場合、日中の利用時は、機能に制限を課さない通常モードで使いたいので、電池残量が少なくなった場合と、あらかじめ指定した就寝時間のみ、自動的に「省電力」モードに切り替わるように設定している。

電池残量が少なくなったときに自動で省電力モードに切り替わる設定が可能
タッチして色を付けた時間帯だけ省電力モードになるタイマー機能

「省電力ナビ」には、「オート通信制御」という独自機能もある。これは、7日以上使わなかったアプリのバックグラウンド通信を自動でオフにしてくれる機能だ。適用されるのはモバイルネットワークでの通信時のみで、Wi-Fi接続時には、通信が有効になる。どれくらいの節電効果が得られるかは正直よくわからないのだが、無駄なパケット通信を阻止できることは間違いなさそうなので、すべてオンにしている。

京セラ独自の「オート通信制御」機能。パケット通信量を抑えたいユーザーには重宝する機能だと思う
実行中のアプリを選択または一括終了できる機能も備えている

「省電力ナビ」を使ったからといって、飛躍的に電池の持ちが良くなるというわけではない。しかし、夜にうっかり充電し忘れても、さほど電池が減らないという安心感は得られている。なにより、普段の使い勝手を変えずに節電できるので、個人的には満足している。