みんなのケータイ

 発表時にはそこまで注目や期待をしていなかったが(失礼!)、実際に使ってみてハマってしまった「GALAXY S4 SC-04E」の機能が、「Sヘルス」だ。これは、よくあるスマホのセンサーを使った歩数計に、食事のカロリー計算や健康機器連動を加えたアプリ。ウィジェットにも対応しており、ホーム画面上に常時現在の歩数を表示させることも可能だ。

歩数や距離、カロリーをセンサーで計測してくれる「Sヘルス」
ウィジェットにも対応しており、ホーム画面に常時表示できる
1週間単位でグラフ表示でき、歩数の変動を簡単に把握可能だ

 国内メーカーの端末を中心に歩数計を備える端末は増えているが、GALAXYシリーズでは初の機能。自分は従来型ケータイ(フィーチャーフォン)でもあれば使っていたため、Sヘルスはオンにしておいた。これで、毎日何歩歩き、それによって何Kcal消費したのかを把握している。

 楽しいと感じた理由の1つが、目標達成時の通知。端末のサウンドをオンにしていると盛大なファンファーレが鳴り、歩数計の横にメダルのようなマークがつく。これによって「意外と歩いてたんだな」と気づけるだけでなく、妙な達成感が生まれる。何かご褒美があるわけでもないが、歩くことがちょっとしたゲームのように思えてくる。いわゆる「ゲーミフィケーション」というやつだろう。改めて見て、歩数の多さに驚く日もしばしばある。

画面上部のボタンを押すだけで、スクリーンショットが保存され共有メニューが現れる

 楽しさを感じるもう1つの理由は、共有が簡単なこと。歩数をどこかに投稿したいと思ったら、画面上部のボタンを押すだけでいい。これで自動的にスクリーンショットが保存され、共有可能なアプリ一覧が表示される。つまり、SNSへのアップロードが簡単なのだ。この機能を使って、本コーナーでもおなじみルーター王子こと島田純氏と、たまにTwitter上で歩数を競っている(笑)。

 全自動でアップロードできればもっと簡単だが、健康に関わる情報のため、それも少々気持ち悪い。そう考えると、ボタンのタッチというワンクッションあるのは絶妙な設計だ。一方で、スクリーンショットを自分で保存して、ギャラリーから共有先を選ぶよりも手軽。操作手順を簡略化しつつ、プライバシーにも配慮した設計と言えるだろう。

カロリー管理もできるが、検索が少々面倒

 このほか、ダイエットのためにカロリー計算機能も使ってみたが、こちらは本当に三日坊主で終わってしまった。やはり、品目を文字で打って見つけ出すのは手間がかかる。データベースは比較的充実しているものの、それでもすべての食事はヒットしなかった。このようなときに、近い食品を探すのも少々面倒だ。食事を写真で撮っただけでカロリーが分かるようになれば、もっと便利なのだが……。とは言え、歩数を計ってSNSで共有するだけでもSヘルスは十分楽しい。各種センサーを利用するためバッテリーの持ちにはマイナスだが、それでもオンにしておきたい機能だ。