IS12SHで「じぶん銀行」を使う

2011年11月10日 06:00
(湯野康隆)

 フィーチャーフォン時代から愛用していた「じぶん銀行」。過去にはこんな話も書いている。

 スマートフォンに乗り換えてからというもの、端末にじぶん銀行のアプリがプリセットされているのは知っていたが、機種変更後もアプリを立ち上げればすぐに利用できたフィーチャーフォンとは異なり、いろいろと初期設定が必要なのが面倒で、そのまま放置していた。先日、IS12SHでもじぶん銀行を使ってみようか、と思い、ようやく重い腰を上げて設定してみた。

 で、最初に必要になるのが、キャッシュカード。その裏側に書かれている5桁×2のお客さま番号などを入力、さらにPCサイト用のログインパスワードの設定を行うなどして、ようやくアプリが起動する。結構長い道のりなのだが、引き出しの奥にしまいこんでいたキャッシュカードを発掘するのに一番時間がかかったのは内緒だ。

 ともかく、これでIS12SHからもじぶん銀行が利用できるようになった。のはいいのだが、実はフィーチャーフォンとのサービスの差が大きい。というのも、スマートフォンはPCと同様のデバイスに位置付けられるためか、肝心のケータイ番号振込が利用できない。これでは普通のオンラインバンキングと同じで、多少はログインが簡素化されているのはいえ、じぶん銀行を使う必然性はない。

「じぶん銀行」アプリを起動したところ。アプリ内で行えるのは残高や明細の確認まで。振込などの手続きはWebブラウザを起動して行うことになる。

 もちろん、じぶん銀行同士なら振込手数料がかからないとか、各種外貨預金が手軽に行えるとか、他行よりも良いところはあるのだが、“ケータイで使うと便利な銀行”というポジションを改めて追求してもらいたいものだ。