「定額データプラン」で「GALAXY S」に機種変更
10月28日に、ドコモからサムスン製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」が発売された。「予約は5万台を超えるぐらい」(NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏)というほどの人気で、都市部のショップでは完売も目立った。「(50万台出荷された)Xperiaと同じぐらいのペースで売っていきたい」(同氏)というだけに、ドコモの意気込みも相当なものだ。
「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」(左)と、「ビックカメラ有楽町」の発売イベント。このあと、さらにGALAXY Sがほしくなったことは言うまでもない |
一方で、自分は予約をどうするか、直前まで悩んでいた。すでに発表を終えたauも含め、各社の幹部は、この秋冬(と春)に、スマートフォンを一気に充実すると宣言している。それらをチェックしてから購入を決めても遅くはないだろう……という考えは甘かった。家電量販店での展示や、記事執筆用に借りた実機を見るたびに、自分の中の“物欲指数”は急上昇。発売前日には、すっかりGALAXY Sのとりこになっていた。
無事入手できたGALAXY S。取材の合間に、初期設定を行なった |
定額データプランの場合、手動でこのようにAPNを設定する |
だが、都内の場合、発売前日の予約では、早くても11月中旬以降の受け渡しになってしまう。年内の予約を打ち切っているショップもあった。そこで、発売イベントの取材を終えたあとの当日販売に賭けることにした。まず突撃したのは、有楽町のビックカメラ。ここで発売イベントを取材したあと、客として再び入店し、当日販売があるかどうかをたずねてみた。結果は残念ながら完売。次回入荷分の予約をしておこうか少しだけ迷ったが、その足で「ドコモスマートフォンラウンジ」を併設する、「ドコモショップ丸の内」に出向いてみた。こちらはまだオープン前で、ドアに張り紙がしてあったが、なんと当日販売分のGALAXY Sを7台用意しているとのこと。まだ人影がなかったので、早速並んでみた。そこで待つこと約15分。開店までの間に、少し行列ができたものの、オープンと同時に整理券が配られ、無事に入手できた。
契約は、このコーナーで以前紹介していたXperiaと同様、「定額データプラン」で行った。2台持ちのため、自分には電話機能などが不要だからだ。驚いたのは、ややイレギュラーな契約形態にも関わらず、ショップでの受付がスムーズだったこと。メイン回線で機種変更してサブで持っている定額データプランのFOMAカードを挿し替えた方がいいか、定額データプランの端末としてそのまま機種変更した方がいいかといった、マニアックな質問にもちゃんと対応してくれた。後者の方がわずかに安かったこともあり、結果として、モデムを機種変更する形でGALAXY Sを購入した。
ちなみに、ショップにとってはイレギュラーなケースとなるため、手続きに時間がかかってしまう可能性がある。実際、自分も当初「購入サポート」が適用されず、あとから返金を受けることになった。また、この使い方は、サポートの対象外になるケースも。APNの設定などは全て自分で行う必要があり、ユーザーにも一定の知識が求められる。その半面、ドコモは「LYNX SH-10B」のように、通話が(ほぼ)不要な端末も取りそろえており、使い方によっては音声プランで契約するよりも月々の維持費用が安くなる。2台持ちユーザーにはオススメだ。
【お詫びと訂正 2010/11/01 17:51】
記事初出時、定額データプランの場合、購入サポートの適用が受けられないとの記述がありましたが、事実と異なることが分かったため、該当部分を削除の上、その後経緯を掲載いたしました。お詫びして訂正いたします。