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凹型のディスプレイの先駆け? 「Essential Phone」開封

【Essential Phone】

 この2週間、ひたすら「iPhone」という言葉に囲まれていたように思う。パソコンのキーボードに打つ言葉と言えば「iPhone」、口から出るのは「iPhone」、耳から聞こえてくるのは「iPhone」。まさにiPhoneまみれの生活を送っていた。しかし、ようやくiPhone 8が発売され、おそらく1カ月ぐらいはiPhoneに囲まれた生活からは解放されるのではないか。

 そんななか、1週間ほど前にアメリカから届いた箱を空けるのをすっかり忘れていたことに気がついた。iPhone騒動も一段落したので、早速、開封することにした。箱から出てきたのは、「Androidの父」と言われているアンディ・ルービン氏が手がけている会社「Essential」の初のスマートフォンとなる「Phone」だ。

 春先に注文したのだが、ようやく手元に送られてきた。発表された当時は珍しかった凹型のディスプレイとなっており、狭額縁で未来的なデザインだったので、速攻で購入手続きをしてしまったのだった。しかし、なかなか製品が届かず、その間にGalaxy Note8が発表となり、iPhone Xも披露された。驚額縁スマホが珍しい存在ではなくなってしまった時期になって、やっと届いたのだった。

いろいろあって「Essential Phone」をようやく開封

 とはいえ、実際に開封してみると、確かに狭額縁で洗練されたイメージに仕上がっている。Essentialとして初のスマートフォンであるのだが、Androidの父が作っただけあって、デザイン的には申し分ない。なんだか、一足先に「iPhone X」を体験している間隔になってくるから不思議だ。

 当然のことながら、技適マークはついていないので、日本国内では電源を入れることすらできない。当面、海外出張スマホとして活躍することになるだろう。ちなみに海外サイトでいろいろ調べると、凹型の部分は、アプリによっては表示が対応しておらず、上部分がすべて黒く表示されてしまうようだ。このあたりは、Essentialがもっとメジャーになって、アプリ開発者に対応してもらう必要がありそうだ。

360度カメラを装着

 実はEssentialのスマホには、オプション品として、360度カメラが用意されている。Phoneの背面に端子があり、そこに装着すると360度撮影ができるという代物だ。実際に装着してみると、マグネットでしっかりと固定され、安定感に優れている。モトローラのMoto Modsなど、オプションを装着するスマホが出始めているが、独自の端子を持ち、コンパクトに装備を強化できるというのは今後が楽しみだったりする。Essentialには是非ともいろんなオプションを出してもらいたいものだ。

 iPhone Xが発売されるまでの間、海外出張中はこのスマホで、いろいろと遊んでみたいと思う。