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オムロンの「HEM-7600T」とスマホで血圧チェックを快適に

 齢40を過ぎると、身体のことが気になってくる。特にフリーライターという個人事業主ともなると身体が資本ともいえる。また、最近、子どもが生まれたばかりであり、あと20年近く、毎日のように原稿というテキストファイルを生成して、あちこちの編集部に送りつけるという仕事をしていかなくてはいけないと思うと、責任重大だったりする。

 そこで、40歳を過ぎた頃から年に一回、健康診断に行くことにした。会社員ではないため、自治体が提供している特定健康診査を必ず受けるようにしている。モバイル業界は年間を通して記者会見や新製品発表会が多いが、7月あたりは勢いが少し収まる。そのタイミングを狙って、先日、医療機関に行ってきた。

 年明けから少し痩せたこともあって、昨年、軒並み悪かった数値は改善していた。しかし、血圧だけは高めな数値が出てしまっていた。問診の時も先生から「病院で計測すると高い場合もあるので、自宅でも計測してください。それで高めなら診察を受けてください」と忠告されてしまった。

オムロンの「HEM-7600T」

 とはいえ、これまで自宅で血圧を測ろうと思ったことはないので、血圧計すら存在しない。そこで、医療機関の帰り際、慌てて、スマホからオンラインショッピングで購入したのが、オムロンの「HEM-7600T」だった。こんな仕事をしているだけに、できれば「スマホにつながるデバイス」のほうが便利だし、何かとネタにもなる(すでにこの原稿になっている)。ということで、ちょっとお値段は張ったが、購入してしまったのだ。

 実は体組成計はタニタを使っており、「アプリでまとめて管理できそう」ということで、タニタの血圧計を探していたのだが、アプリ連携できるものとなるとオムロンで選んだほうが賢明だということがわかった。

 翌日、届いた箱を開けてみると、HEM-7600Tはまずデザインが洗練されていてカッコいい。パッと見、血圧計とは思えない、デジタルガジェット感満載のイケてる見た目だ。ホント、見ているだけで興奮して、血圧が上がってしまいそうだ。

 早速、腕に装着してみる。一般的な血圧計は、腕に巻くベルト部分からチューブが出ていて、操作パネルとつながっている。操作パネルをテーブルの上に置いて、ボタンを押して計測する。

 HEM-7600Tは操作パネルがベルトに一体化しており、とてもコンパクトにできている。ベルトを巻き、ボタンを押せばすぐに「ブイーン」とベルトが膨らみ始め、腕を締め付けたと思ったら、緩くなって血圧を測定し始める。

 このあたりの動きは一般的な血圧計と変わらない。電源は単4アルカリ乾電池を4本使用する。ブイーンという動きには結構な電力を使っていそうなので、電池がどれくらい持つかが気になるところだ。

 オムロンではオムロンコネクトというアプリを提供しており、BluetoothでHEM-7600Tと接続できる。アプリを立ち上げて、画面を下にフリックするとデータを読みに行くので、HEM-7600Tにある接続ボタンを押すと、計測したデータがアプリに反映される。iPhoneであれば、ヘルスケアアプリにも反映されるので、タニタの体組成計のデータと一緒にチェックすることが可能だ。

 数週間、毎日、血圧を測ってきたが、やはり少し高めのような気がする。これから、マメに食生活を見直そうと思う。